のりこの活動報告 / 平成23年 (2011年)

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 平成23/12/30  「災害復興へ、新たなまちづくりをめざす」研修会のお知らせ
   片田教授の「想定を超える災害にどう備えるか」講演会のお知らせ
 12/28   消防団連合会とのやりとり その1
   消防団連合会とのやりとり その2
 12/22   12月議会で審議したこと…
  「債権管理条例について」のりこの質疑は
   例えば、保育所の自由化について…
 12/19   辛口103号で訴えたかったこと
   一般質問での提言は…
 12/17   消防白書、公表される
 12/14   釜石市では、消防署の数自体が少ない
 12/ 9   胸が苦しい…差別のかたち
 12/ 6   報酬・費用弁償(旅費や日当)は、本人渡しに
 12/ 2   消防団、傍聴席に満杯
   消防団だけ、団長3人のまま??  
   見直します、公費での宴会と答弁 
 11/30  「のりこ、けしからぬ! 辞職せよ!!」 にビックリ
 11/25   合併協議で先送りしたツケ…というのは
   朝日の新聞報道、消防団員の犠牲防げ、水門閉鎖「行かせられぬ」
11/17   12月の質問「名鉄西尾・蒲郡線の利用促進策」
   「消防団のこれからのあり方」について、いくつかの提言
 11/16   企画総務委員会で四国に視察
 11/ 7   こどもの国と赤い電車応援団                    
 11/ 1   ドキュメンタリー「石巻赤十字病院の100日間」(の紹介)        
1028  東奔西走ならぬ、東奔…東奔…
1020  消防庁、消防団のあり方を再検討
1019   津波タワー 一色地区には必要では?
1016   お天気晴れ、バザーへのご協力ありがとう!!
9/22   決算議会終わる
9/17   一色町の決算、消防団その1
9/16   一色町の決算、消防団その2
   連日、夜遅くまでやってます、決算委員会
9/12   決算審査のスケジュール
   市役所庁舎の防災センターとしての機能は…
   9月議会の決算は、6つもの団体を審査しなくちゃなりません
   9月議会、ふたつめの議題は、くるりんバスの今後について
   仮設住宅でのボランティア、引きつづき募集中
   9月議会の質問 市役所の防災センター機能について
   9月議会、ふたつめの議題は、くるりんバスの今後について
   六万石くるりんバス運行の充実・改善についての質問要旨
7/28   岩手なう  傾聴ボランティア
   岩手なう  大槌町にて瓦礫の片付け
   岩手なう  仮設住宅に「蚊取り線香」を配達              
   岩手なう  感じたこと考えたこと
   岩手なう  大槌町の大変さ
7/24   23日、事業仕分け第1日目
7/16  イタリア、撤去を始めたカオルソ原発の費用7,280億円
7/ 9   震災直後、東北に派遣された 西尾消防署員の話をきく
7/ 1   震災孤児4割が小学生以下
6/29   学校を防災拠点に、文部科学省方針
6/22   西尾市でも「事業仕分け」をやります
6/20   被災地への職員派遣、福島県いわき市へ
6/ 7   西尾でも、学校での放射線量計測をすべき
6/ 6   国会議員よ、仕事をしろ!!
6/ 2   市の主要施設には、飲料水兼用耐震性貯水槽を求める
   災害が起きた前提での「防災訓練」を!
5/27   統一地方選、市川セミナーから県議が2人当選
5/18   6月議会、災害時の防災対策を訊く
5/12   合併記念式典、首長たちに大臣表彰?!
5/ 1   増員選挙後の議会構成
4/27   地震での液状化現象、浦安市 その2                  
4/22   地震での液状化現象、浦安市をみてきました その1         
4/12   もしもの時にどうすれば良いかを知らせる、国の責任 
4/ 8   西尾市からも、被災地に職員派遣
4/ 1   トリプル震災に都道府県の連帯を、原発作業員にはまともな環境を
   合併初日、システムに混乱なし…よかった!!
3/22   合併直前の3月議会終わる
3/21   東北関東大震災に思う
3/17   東北関東巨大地震に言葉なく
3/14   企画総務委員会での質疑
3/ 1   本会議での予算質疑は夜中の1時過ぎまで
   夜中の1時過ぎまで その2 のりこは何を質疑したか
   議会で言論を封じていいのか!?
   本会議場での予算質疑  (A4、5頁分あり)
2/24   活発な議論を望まない「議員たち」
2/22   本会議以外の予算審議の委員会日程
2/15   3月議会「行財政改革大綱と実行計画について」を質問
2/ 8   連合議会では「上水道の地震対策」を質問
2/ 4   今年の3月議会は特別に、2週間早く始まります
1/ 7  「16歳市長、『まち』を変えた」子どもたちの政治参画
   今の2元代表制でできる改革は一杯ある、例えば三重県議会


近況報告〜「災害復興へ、新たなまちづくりをめざす」研修会のお知らせ   平成23/1230


1月2829日の両日、

東京渋谷の(財)市川房枝記念会・女性と政治センターで
「災害復興へ、新たなまちづくりをめざす」政治参画フォーラムがあります。

私も、市川房枝さん(元参議院議員・婦人参政権獲得運動に尽力)が残された
財団の維持員として17年、
同会の政治参画セミナーに年3〜4回通っていますが、全国の市民派女性議員が
集まり、実践的な研修会を行っています。
今回は、一般の方々にもぜひ聴いていただきたい内容なのでお知らせを。

<プログラム 28日>
午前 「災害とジェンダー〜女性地方議員の役割に期待する」 前千葉県知事 堂本暁子氏
午後 「災害と自治の問題点」        法政大学教授 廣瀬克哉氏

<プログラム 29日>
午前 「立候補を志す住民参画型の選挙運動について」  記念会理事
同  「被災時および今後の地域医療体制と生活再建について
〜被災地開業専門医の立場から」  盛岡大学教授・前宮古市長 熊坂義裕氏
午後 「災害下の議員活動と市民の連帯」   気仙沼市議 佐藤輝子氏
                      郡山市議  滝田春奈氏

参加費       13,000円 
問い合わせ  http://www.ichikawa-fusae.or.jp

近況報告〜片田教授の「想定を超える災害にどう備えるか」講演会のお知らせ  1230


24
年2月5日(日)午後3時30分から、一色町公民館ホールで
防災講演会が行われます。
副題は、「命を守る主体的姿勢を与えた釜石市津波防災教育に学ぶ」

今や引っ張りだこの群馬大学教授の片田敏孝氏の名は、ご存知の方も多いと思います。
釜石市の小中学校で、地震・津波の防災訓練を指導し、
「津波てんでんこ」の教えを守って、多くの子どもたちが周辺住民とともに、
的確な状況判断のもと、安全な場所まで避難することができました。
まさに、命を守った防災教育ですが、同氏いわく、
「この子たちにしっかり教えれば、10年後20年後、親になった時に生きてくる」

「長期的視点に立った、釜石市全体に行き渡らせる教育」をと、時の市長の要請を
受けて、釜石市に8年通っておられたそうですが、単発の講義だけでなく、
学年に合わせて、津波発生のメカニズム、高さや時間の予測などなど、
小中学校の先生方と独自に考えたカリキュラムが授業にも、
しっかり取り入れられていたと聞きます。

「どんな津波が襲ってきてもできることがある。それは逃げることだ」
「君たちは守られる側ではなく、守る側だ。自分より弱い立場にある小学生や
 高齢者を連れて逃げるんだ」と紹介されています。
どうぞ、今から予定に入れておいて下さい。市主催、入場は無料です。

近況報告〜消防団連合会とのやりとり その1 1228


辛口について「何が、あったのか?」という問い合わせがありますので、

これまでの状況をかいつまんで説明しますと…(若干、重複しますが…)

消防団連合会(3消防団団長の連名)からの、私に対する要望は、
@ 議員を辞職せよ
A 掲載した内容の根拠を示せ
B 消防団・団員に謝罪し、公然と虚偽を知らしめたことを市民に謝罪せよ
C 記載内容を訂正したチラシの発行と、ホームページへの掲載をせよ
というものでした。
これに対し、以下のとおり回答しました。

辛口103号に掲載した、22年度の決算支出について
    簿冊類の不備による規則違反
    公費による宴会の実施、酒・ビールの提供
    交付金による宴会とおぼしき支出
は事実であり、許されないものであること
* 団員への報酬等を個人に渡さず分団にプールする形は違法かつ不当であること
    非常勤とはいえ、公務員の集まりである団体に対して、使途を特定せずに
領収書も要求しないような不明瞭な交付金を交付すること自体、違法と考え
られること
    使途が不明で、領収書の添付もないことは市民の血税の使途として、極めて
問題であることを述べたもので、個々の消防団員を侮辱するものでも、消防団
を中傷するものでもないこと
22年度決算については、西尾市監査委員も遺憾の意を表明されている事実。

辛口103号の発行後、1か月以上も、本人に対しては、抗議も要望もせず、
突如、1124日、議長・市長に対して、
「政治倫理審査会を開いて、鈴木規子議員を辞めさせよ」と申し入れ、
その後も、2週間も本人に対しては、何もしないでおいて、
12月議会一般質問も終わった12月8日になってから)
「反省がない、陳謝がない。議員の資質を疑う、辞職しろ」という郵便物を
送りつけるのでは、話になりません。

従って、辞職せよとの要望には応じられない旨、指定された通り、
配達証明郵便で回答しました。

こういう「やり方」が「消防団の流儀」だとすれば、
残念としか言いようがありません。
もっと早い段階で、なぜ、私に、直接、声をかけられなかったのか??です。

私としては、23年4月、一色町公民館で開かれた入退団式、式典後の訓練にも
終日出席して消防団幹部の方々とは名刺交換。
7月に田原市で行われた操法大会も拝見しましたし、決算議会の後も、機会ある毎に、
消防団団長諸氏には、またお話しましょうと呼びかけていたのですが。

もちろん、消防団の中には、地域のために頑張っておられる方々もおられること
は承知しており、敬意を表すものです。その旨、回答書にも記しました。
要は、
税金の使途について如何なものかという点、さらに、実態に即した消防団のあり方を
考えるべきではないかという点での議論であることを、市民のみなさんに
ご理解いただきたいと思います。

近況報告〜消防団連合会とのやりとり その2  1228


ちなみに、議長は、1125日、私に対して、

「こういう要望書が届けられたが、議長としては、辛口103号に掲載された
内容については、決算審査の状況は事実であるし、あとは、鈴木議員が調査
したものであるため、政治倫理審査会にかける類のことではないと考える。
また、本要望書は議長宛のものであるから、見せる必要はない。
本来、こうした要望は、本人であるあなたに届けられるべきものと思う。」
と話されました。

従って、私は12月8日まで、ずっと「まったくの蚊帳の外」だったわけです。

議会は「言論の府」です。
私は、議員として、予算決算の事実に従って、各種事業の内容の可否、費用対
効果等について判断し、過去と現在の財政状況に照らして、自身の見解を表明
するものです。
「合併」という大きな事業に際しては、特に冷静な財政分析が必要と考えます。
そうでなければ、その場に立ち会った議員としての責任を全うできないでは
ありませんか。
逃げも隠れも致しませんし、資料類はいつでも、どなたにでもご説明しますし、
喜んで意見交換をいたします。

しっかり現実を見て下さい。
初年度から「新市財政計画」は大きく破綻し、赤字団体に転落しています。
来年度の税収は、大幅な減収見込み。国の借金は1000兆円を超え、
大震災のなか、交付税は今後どうなるか、まったく予断を許しません。
「俺らがまち」のエゴばかり主張して、将来に責任が持てるのでしょうか!?
「行革」なしに市政運営ができるなら、どうぞ、やってみせて下さい。

近況報告〜12月議会で審議したこと…    1222


各種陳情が7

「債権管理条例」「暴力団排除条例」などの条例制定3
「国民健康保険税条例」、
「歴史民族資料館建設基金に関する条例」など条例の一部改正に加え、
佐久島クラインガルデン、
吉良恵比寿海岸駐車場、宮崎漁港内施設
ふれあい広場(ホワイトウェイブ)の4施設の指定管理者の指定
23年度一般会計補正予算などを審議しました。

こうした議案は、初日に提案、説明、本会議質疑が行われた後、
関係委員会に付託され、
各委員会で、詳細について質疑応答、委員会での採決が行われます。
32人の議員が4つの委員会にわかれて所属しています)

最終本会議では、各委員会での採決の結果が報告され、
それぞれ、賛成・反対の議員がそれぞれ賛同を求める意見を述べ(討論といいます)、
その後に、改めて、全議員での採決が行われて
西尾市議会として、可決・否決の判断が決定されます。

本会議は、年4回ありますが、毎議会、
一般質問以外に、こうした議案の審査が行われて、市政が動いていくわけです。
条例(いわば市の法律)の審査は、議員の重要な仕事です。

近況報告〜「債権管理条例について」のりこの質疑は   1222


議案第
126号「債権管理条例について」、企画総務委員会で質疑しました。
あらかじめ、こういう内容を訊きますよ…と担当課に通告しています。
そのうえで、一問一答を重ねていきます。
ちなみに、現在の市の滞納債権額は41億円です!!

1.条例制定によって、今以上に、回収が可能となるのか。
2.悪質滞納者については、名寄せを確実に実行するのか。
3.債権管理簿の詳細状況はどのようか。
4.債権管理簿は、全課共通のマニュアルとするべきと思うがどうか
5.各課の状況はどう把握するのか。各課任せでなく、定期的に管理室に
  報告、チェックする体制が必要と思うがどうか。
6.私債権の未収状況の詳細はどうか。
  ・小中学校給食費では、支払い督促による解決は図られているか。
  ・条例制定によって改善される点はあるか。
  ・議会の専決処分に「訴えの提起」を含めれば、法的手続きがスムーズにできるが、
   条例制定後、そのようにしていくのか。
7.非強制徴収公債権のうち、私債権と判断される可能性の高いものについては
  どのように対応するのか
  児童クラブ保育料/幼稚園保育料/塵芥処理手数料
8.時効中断にあたっての「債務の承認書」は、条例制定によって改善される
  点はあるのか。
9.個人情報の扱いは、条例制定によって変化するのか。
  目的外使用、個人情報保護審査会の許可はどのようになっているのか。

税の滞納はじめ債権回収は、払う能力があるのに払って下さらない場合、
支払いについて、何度も折衝しても会うことすら拒否されるなどの場合が対象です。
要は、正直者が馬鹿をみるということではいけないわけで、
健全な市政運営のためには、公平公正な税負担が原則ですよね。

払いたくても払えない方々には、免除や分割支払いなどなど方法があり、
そうした相談には、いつでも窓口で応じていますし、担当者が訪問もしていますので、
ご心配のないように。念のため。

近況報告〜例えば、保育所の自由化について…   1222


陳情の1つは「子ども・子育て新システムに反対する意見書を国に提出して下さい」

というもの。のりこは、この陳情には賛成しました。

保育所に入れない待機児童がいることは、新聞紙上でよく話題になりますよね。
幸い、今、西尾市では待機はありませんが、名古屋や首都圏では大きな問題に
なっています。
これを解消するために、保育所の設置基準をゆるめよう、
市町村が保育所入所を決めるのではなく、保護者がそれぞれ自由契約で保育所に
入れるようにしよう…というのが、「子ども・子育て新システム」です。
これ以外にも、「いろいろ現行の制限をゆるめましょう」項目があります。

名前だけ見ると、一見よさそうに思えますが、
今でも最低保証でしかない保育所の部屋の広さがもっと狭くてもOKになったり、
保育士の数も減らされたり、という心配があります。
(つい先日、碧南市の保育所で事故があったばかりですよね)

市町村がタッチしないで、保育所の入所も、保護者自身が探すというルールなると、
全員は入れるキャパがあればよいですが、
保護者が保育所を選ぶのではなく、逆に、保育所が入園児を選別するような
事態にもなりかねません。

保育は、福祉政策です。国として、その子その子に見合った保育を施す責務が
ありますが、市町村がタッチしないとなると、実態すら把握できないということに
なりかねません。障害のある子どもさんが苦労するなどの心配も出てくるわけで、
私としては、
規制緩和とか自由化という言葉で、いままであった一定のルールが壊れてしまった
「小泉改革」の弊害が繰り返されるのではないか…をおそれます。
何より、この「新システム」、掛け声ばかりで、中身がよくわからないままなのです。
どうも、「国が金のかかることからは手を引きたい」という意図が見え隠れ。

今回は陳情でしたが、社会情勢と厚労省の動き、西尾市の現状を確認しながら、
今後を判断していかなくてはならないと思っています。

地方分権一括法の制定以来、国の施策がダイレクトに市町に影響するようになりました。
権限の委譲といえば聞こえは良いですが、国は、財源はつけて来ませんから、
地方の負担、国民の負担は増えるばかりなのが実情です。

近況報告〜辛口103号で訴えたかったこと    1219


消防団の方々から、けしからん!

「飲みたがり食いたがりの消防団員などいない」とおっしゃいます。
当然でしょう。
私も、そんな人はいないだろうと思っていますもの。

ご隠居は、交付税の使途が不明であることを、税金の使途として不当だと嘆いたところ、
3町選出の議員おふたりが、
「いや、使途ははっきりしている。宴会費用だ」
「拝み倒して、団員になってもらったんだから、お礼が必要だ」と
教えてくれたのです。

しかし、消防団員は、全員、非常勤特別職公務員です。
今時、公務員が公費での宴会はないよな〜と思いますし、
消防団の意義を認めて入団されたからには、特段の「お礼」や「飲み食い」など
期待しておられないだろうに…と考えたものです。

地域を守る意気軒昂な若い団員に対して、お礼などという発想自体、
かえって失礼なんじゃないか…とも感じます。
だから、熊さんは、
「どうかしてるよ。そんな飲みたがり食いたがりの消防団員などは、
 いらないんじゃないのかぃ?」と言ったもので、
消防団全体が、飲みたがり食いたがりだと言ったわけではないのです。

どうぞ、全体の流れを今一度、読んでいただきたいと思います。
加えて、考えたのは、
「どうして拝み倒して入ってもらう状況なのか」ということです。
何か、どこかに無理があるのか、活動内容はどうなのか、
仕事を持ちながら、かつ、町外勤務では難しいのか、できるのはどこまでなのか…
はたまた、当節の若者気質によるものなのか、時代なのか…
それらを真摯に分析し、
これからも継続するならば、然るべき対策を講じるべきではないのか…
と思うのですが、いかがでしょうか。

近況報告〜一般質問での提言は…     1219


そこで、12月2日の一般質問では、具体的な提言をしました。

■きちんと出ている報酬や費用弁償を、団員本人に渡すべきこと(でないと違法です)
 ⇒私費で、ノミニュケーションを図るのは大いに結構です
■日中、町内にいる女性を団員に採用していってはどうかetc
 ⇒火災は何より出さないのが肝心。予防に力を入れる県内「みよし市」には
    47人もの女性団員がいます。
■行革としては、まずは、3団を1団に統合して無駄を省く具体策を講じるべき
 ことを求めたものです。

当日、傍聴にみえた団員やOBの方たち複数から、「私らはボランティアで地域の
ために動いている」と伺いました。私も、そのことはよく承知していますし、
黙々と頑張っておられる方がいらっしゃることに敬意を表すものです。
だからこそ、そういう気持ちを尊重しつつ、
合併早々から赤字団体に転落した新市の財政難にも理解をいただきながら、
よりよい方向を探っていくべきではないかと思うのです。

合併によって、3町は3町だけでなくなりました。
新市として、地域の防災力はどうあるべきかは、重要なテーマです。
これからも、他市の状況も調査しながら、ご一緒に考えていきたいと思っています。

近況報告〜消防白書、公表される    1217


総務省消防庁が「2011年版の消防白書」を公表したそうです。

例年と異なり、東日本の震災に多くのページが割かれているといいます。

東北被災地の消防署も多くが流され、
3県で、消防本部などの拠点被害も大きく、
亡くなったり行方不明の消防職員も27名…
全壊16ヶ所、半壊11ヶ所、一部損壊が122ヶ所
ポンプ車や救急車など75台が使用不能になったといいます。
消防団の詰所なども412ヶ所が使えなくなった。
そんな状況下で、
震災から3ヶ月間の避難所などへの救急出動件数は、3県で4500件超に
上っているといいます。

被災地では、いまだに、苦闘が続いている現実があります。
のりこが7月に、ボラで、釜石市に入った時にも、
災害対策本部横の広場に大きなテントが張られて、消防車両が何台も並んでいました。
通常の拠点は使えないのだろうか…と思いながら、その様子を写真に収めたことです。

近況報告〜釜石市では、消防署の数自体が少ない  1214


釜石市と大槌町では、共同で常備消防(消防署)を運営していますが、

消防署は2ヶ所、出張所も2ヶ所だけ。
リアス式海岸が連なる地形、隣の集落に行くには、
トンネルを抜け、山を越えて行かなければならないわけですから、
常備消防力は、こちらとは比較にならない厳しい状況がみてとれます。

そんななか、釜石市の団員の年報酬は23,000円、費用弁償は1,7001,500円と、
西尾の半額以下。もう少し調べてみますが、どのまちも同じ程度のようです。
地域によって、消防力には随分と違いがあることに気づきます。

近況報告〜胸が苦しい…差別のかたち  1209


大熊由起子さんは、私の好きな元新聞記者(現国際医療福祉大大学院教授)ですが、

彼女の毎日新聞9日付けの署名記事を以下に紹介します。

5年前の12月、国連総会は「障害者権利条約」を採択。170か国が批准して
いますが、差別だらけのわが国は批准できずにいます。
同条約は、障害のある人の尊厳の尊重、差別されない権利、社会へのインクルージョン
定めたものです。

障害のある人々に実質的な平等を保障するために、権利条約は「合理的配慮」という
考えを貫いています。
全盲の社会学者石川准さんは、「配慮」についての先入観を見事に粉砕します。曰く
「スロープは車イスの人のための特別な配慮と思われています。でも、
階段を壊してみたらどうなるでしょう。階段がなくても2階に上がれるのは、
ロッククライマーと棒高跳びの選手くらいじゃないでしょうか?
皆さんは“既に配慮されている人”なのです。それをすっかり忘れ、
『弱い立場の人に配慮しましょうね』『費用がかかるから我慢して下さい』
などというのはおかしいのです」

近況報告〜胸が苦しい…心の中の差別 つづき  1209


盲と聾(ろう)を合わせもつ東大教授、福島智さんの次の言葉は胸を締めつけます。

「社会は犯罪者を刑務所に入れて、行動やコミュニケーションの自由を奪い、罪を
償わせます。ということは、障害者は
“目に見えない透明な壁に囲まれた刑務所”に無実の罪で収監されている
存在なのではないでしょうか?」

批准できない国に任せていられないと、千葉県を筆頭に北海道、さいたま市、
熊本県は障害者への差別をなくす条例を既に成立させています。

誰もが目や耳や移動が不自由になるのが高齢社会です。
移動や情報の保障を確立して、障害者を“透明な監獄”から救い出すことが、
社会全体にとって、21世紀の命綱になるのではないでしょうか。 (以上引用)

時々は立ち止まって、
私たちは、自分がどこにいるのかを考えなければならないと思います。

近況報告〜報酬・費用弁償は、本人渡しに   126


報酬・費用弁償の分団プールは止め、団員個人に渡すことになりました。


プール自体が違法なことだったのですから、当然ですが、
答弁では、現金で渡すといいます。これは、口座振込みにするべきです。
他市でもそうです。

第一、  数千万円に及ぶ大金、生業で多忙な団員の方々の手を煩わせては
申し訳ないでしょう。
口座振込みなら、一度手続きをすれば、退団まで問題なしだし、
市からなら手数料もかかりません。
民生委員さんも町内会もみなそうなのですから、同じにしましょう。

近況報告〜消防団、傍聴席に満杯   122


2日10時から、トップで登壇しました。

当日は、傍聴席は満杯!!
生活学校の方々はじめ、他にも傍聴者は大勢おられたのに
別室での傍聴しかできず、議会事務局に苦情が殺到。
申し訳ないことでした。
しかし、
3町の消防団の皆さんが大挙して来て下さったのは
嬉しいことでした。

にしがま線の利用促進に25分。
あとの時間、消防団のこれからについて質しましたが、
質疑応答を通して、22年決算に問題があったことに
理解を深めていただけたのではないでしょうか。

ちなみに、消防団については、当時の合併協議会で、
西尾の杉崎議長が「遅くとも5年以内に見直しを」と発言しています。

念のため、市長に「見直しをしないという内々の約束があったのか」と
確認しましたが、「ない」と明言。
それならば、きっちり行革の俎板にのせて下さい。
例外をつくると、職員の士気が下がりますよ。

近況報告〜消防団だけ、団長3人のまま??    1202


合併したんですから、消防団長は3人から1人に減らすべきでしょう。

町長も消防長もなくしたのに、なぜ、団長だけ残さなければいけないんでしょう、
特別扱い?? 
今、3団長で「連合会」をつくり、23年度は観閲式も出初め式も一緒です。
なら、連合会長を団長にすればいい話で、何か不都合があるのでしょうか。

合併した近隣他市をみても、どこも団長は1人です。
田原市は10分団、団員は708人もいます。面積も188平方キロ、海も山もあります。
豊川市は26分団705人、団長1・女性も5人。ここも海も山もあり、160平方キロ。
西尾がお手本にした豊田市に至っては、918平方キロ、44分団2015人も
ありますが、やっぱり団長は1人ですよ。
答弁では、
岡崎市が西尾と同じ「多団制」だといいます。確かに21団あり、団長は21人です。
しかし、分団長がありません。団長の年報酬も、西尾の半額近い82,500円。
1,517人の団員数で、平団員の報酬は36,500円(西尾5,5000円)に止まります。
ちょっと違いますよね。

合併協議会の留意事項として、総務省の指導マニュアルが引用され、
消防団は、合併時に統合することが適切である。ただし、各市町村において組織構成、
待遇等が異なるので、暫定的に従来のままとし、順次、改編していくことも考えられる
とあるのですから、合理的ないろいろな見直しは当然です。

身内で統合ができないんじゃ、商工会など外部団体にだって、説得力ありませんよね。

近況報告〜見直します、公費での宴会と答弁   1202


さすがに、公費での宴会はやらないとハッキリ答弁がありました。よかった!

決算委員会では、
食糧費支出として計上されている多額の飲食を伴う役員会・一般団員との会合が
2回から4回あります。(使途がハッキリしないその他の中にもあるようですが…)
また、一般会計から3000万円を超す療養費が支出されていましたが、これは以前、
式典のあとの懇親会で、大変なケガを負う「事故」があった件といいます。委員会では、
当時のことを知る議員もいて、やりとりがありましたが詳細は省きます。
大変お気の毒なことであり、二度と再びこんなことを起こしてはなりません。
「公費の宴会、止め」は当然です。

また、役員会会議録には、年末夜警のところで
騒音の苦情急性アルコール中毒の心配。他の消防団では飲酒厳禁で行っている
ところもあり、何か事件が起きてからでは遅いので注意すること」
「新役員の意気込みは酒量ではなく、心でわかります」などという記載がありました。

ほとんどの団員さんが真面目に一生懸命やっておられるわけですから、
きっと一部の暴走なのでしょう。
しかし、何度も記載しなければならないということからすると、団長さんはじめ
皆さんは相当に苦慮しておられる表れだと思います。団の名誉だってあるはずです。
しかし、これを防ぐには
「活動中は、酒は飲まない」ことの徹底。飲酒運転の厳禁と
「消防団員としての自律を促す」具体的な対策を厳しく行っていくしかないと思います。

傍聴席のみなさんもしっかり聞いて下さったことと思います。
3団長さんはじめ、吉良の前町長、OBも多数もいらっしゃいましたから、
きっと、バックアップして下さると確信しています。

一昨年には、蒲郡市で飲酒運転事故もあった由、泣くのは本人だけじゃありません。
市長が、最後に答弁されたように
「地域のために頑張っていただきたいが、組織の一員である前に、社会人としての
 自覚をもって、活動に励んでもらいたい」との言葉に集約されていると思います。

「報酬・費用弁償は本人に渡すこととする」という答弁もありました。
これらは、次回、詳しく報告します。

近況報告〜のりこ、けしからぬ! 辞職せよ!! にビックリ   1130


この24日に3消防団他から議長あてに、

「辛口103号は、けしからぬ」との申し入れがあったそうです。

おかしなところ、間違いがあるというなら、直接、私におっしゃればいいのに、
何日も経ったのに、今に至るまで何も届きません。
スジ違いも甚だしく失礼な話で、わけも判らなければ、中身すらもわかりません。
議長によれば
「消防団を侮辱しているため、政治倫理審査会の開催と議員辞職勧告、
辛口だよりに謝罪を求める」という内容だったとのこと。
また、同じ趣旨で、市長にも面会されたようです。

私としては、
22年度の決算状況の事実を述べたものであり、侮辱するつもりなどありません。
市のホームページに公開される決算委員会の議事録をみれば、わかることですし、
(アップが遅いのがいけませんが)議員なら、事実かどうか知っているはず。

ポイントは2つ。
@    消防団を継続するならば、非常勤特別職公務員として
法令や規則は守っていただかなければならないという「法令遵守」という点
必要な書類は整え、予算の費目・使い途については、誤りがあってはいかんでしょう。
公費での飲酒は、いまどき許されると思えません。
A    これからを考えるなら
現実に即したあり方や活動を模索していくべき時ではないかと思うのです。
団員になってくれる人が少なくて困っているなら、なぜ少ないのかの分析が必要では
ないかとも思います。操法訓練がハードではないか、任務が重圧ではないか…という
提案と捉えていただきたいと思います。

申し入れに際して、議長は、
「決算委員会でのやりとりと鈴木議員の調査によるものであり、政治倫理審査会には
なじまないと考える。12月議会を傍聴してはどうか」と応えられたとのこと。

本人抜きに、抗議や訂正を求めることが通るとは思えませんが、
いずれにしても、赤字団体に転落した今、(合併に賛成した方々には特に)
市長が、合併の大きな目的と言う行財政改革の面も、考えてもらいたい課題です。
新市では、すべての分野で行財政改革、見直しを行っています。
健全財政なくして、団運営はないのですから。

近況報告〜合併協議で先送りしたツケ…というのは    1125


消防団についての協議は、旧西尾市の議員全員協議会では充分に議論されることなく

多くの議員の協議続行を無視して、途中で打ち切り。そのまま先送り
されてしまったという経緯があります。しかし、合併はなされたわけですから、
これから良い方向にしていかなくちゃと思うのは、皆同じだと思います。

「合併後に協議する」とされていた他の事業と同じように、住民のみなさんに充分
納得していただけるよう調整しなければなりません。

私は、頭から消防団を否定しているわけではありません。
しかし、制度のなかったまちからすれば、
黙って今まで通りを認めろと言われても、ちょっと待って下さいとなりましょう。

辛口議会だよりでは、「公費で宴会」にクレームがついたようですが、
繰り返し言うように、宴会で士気を高めることは大いに結構です。
ただし、私費でやって下さいねというだけなのです。
そのためには、報酬や費用弁償はご本人に渡す本来の姿にする必要がありましょう。
本人に手渡った段階で、公費から私費になるのですから。

昔は、西尾市議会でも、12月議会の終わりに「市長招宴」があったそうですが、
20年以上前に廃止。今も懇親会はありますが、全員会費制です。
予算編成方針では、
「食糧費においては、会議に伴う会食は認めない」となってもいます。
今まではともかくとして、今後は、公私の別をつけて下さいというだけなのです。

団員のなり手がいなくて毎年、苦労しておられるとのこと。全国的な傾向ともききますが、
そうなら、それは何故かを考えていかなければならないと思うのです。
(辛口に書かれちゃうと、さらに確保に困るとのご意見もいただいたようですが)

昔と比べると就労形態が変ったこと、時代の変化が大きいのではないかと思いますが、
そうなら、どうすればよいのか…要因は何なのか…
活動形態や訓練が大変なのか、内容が大変なのか、他に理由があるのか…
あれこれ考え合わせる中で改善が図れるのではないだろうか…と期待するのです。
合併を機会に、費用面も合せてやり方を考えるチャンスではないかと
私を含め、多くの議員が思っていると思います。

一生懸命やっておられる団員が大勢いらっしゃるわけですから、私はむしろ、
お礼だの飲み食いなどで補おうというのは失礼ではないかとも思うのですが、
いかがでしょうか。

近況報告〜朝日の新聞報道、消防団員の犠牲防げ、水門閉鎖「行かせられぬ」1125


11
25日付けの朝日新聞に「消防団員の犠牲防げ」との記事がありました。
正確には、水防団としてでしょうが、消防団と兼ねているためですね。

「水門閉鎖行かせられぬ」「水門などの自動化・廃止…進む対策」との見出し。
東日本大震災の惨禍をうけて、総務省消防庁では、検討会を設置、
年度内に安全対策の結論を出すといいます。

一方、最大13mの津波を想定する高知県では、3年前に
「県南海地震による災害に強い地域社会づくり条例」を制定して、
水門の開閉自動化と、防波堤の内外を行き来できる階段やスロープを整備し、
「陸こう」自体の廃止を進めているといいます。

1173基あった陸こうのうち3月末までに101基を廃止し、
市町村や地元漁協などと協議し、来年度から3年間でさらに100基あまりを
廃止するといいます。
通常時は閉めておく「原則閉鎖」も徹底。今年度中に287基を閉鎖。
消防団などと来年度以降に交わす協定・契約書には、
「身の危険を感じる地震が起きた際は、水門・陸こうの閉鎖作業は行わない」と
明記することも検討中だそうです。
同県では、消防団員が使命感で命を落とす不幸な事故を防ぎたいとのコメント。
まったくその通りだと、私も思います。

また、和歌山県でも、全市町村でこれまでの避難所が適切かどうかを緊急点検。
団員が水門を閉めてから指定の避難所まで、津波到達想定時間までに帰り着くのが
難しいところが46箇所もあったことから、こうした水門は「閉鎖せずに逃げる」と
いう方針を操作者に年内に通知。できるだけ早く自動化を進めるとのことです。
愛知県も、早急に点検・方針を出すべきだと思います。
どうぞ、ご覧になってみて下さい。お知らせいただければ同紙は用意いたします。

近況報告〜12月の質問「名鉄西尾・蒲郡線の利用促進策」  1117


22
年度から24年までは、県・西尾市・蒲郡市とで、名鉄に補助金2億
5000万円を出して存続させることになっていますが、ずっとそれでやって
いけるのでしょうか…

三河線の二の舞だけは避けなければならないとの思いを、提案します。

1)        利用促進をはかる市民団体ができたが、市としては、この団体を
どう支援していくのか。

2)        西尾・蒲郡線の各駅に福地駅のように駐車場を整備し、パーク&
ライド運動を推進すべきではないか。

3)        沿線でイベントを開催する時には、駐車場の案内より、各駅から
シャトルバスなどを運行して利便性を図るとともに、その利便性
をアピールすべきではないか。

4)        市としても、市民向けに、西尾・蒲郡線を利用した低廉な観光ツアー
を企画実行して、乗客を増やすことを考えるべきではないか。

5)        潮干狩りや鳥羽の火祭り、一色の大提灯などには、市として、
名古屋などの住民向けに、名古屋から西尾や幡豆などへの貸切りの
直通特急を企画運行して、集客を図ることも考えるべきではないか。

6)        副市長はじめ市職員は、原則として公共交通機関や自転車もしくは
それらの組み合わせのみで通勤するものとし、市民に「地球にやさ
しい」通勤の手本を示して、西尾・蒲郡線の乗客を増やすべきでは
ないか。

7)        名鉄西尾・蒲郡線の赤字解消のためには、運賃値上げ、通勤・通学
定期の割引率の引き下げと企業、県、市などの通勤・通学者への
補助の併用もひとつの手段だと思うが検討しないか。

8)        近年中に赤字解消ができず、かつ、乗客が上向きにならないときは
どうするのか。

9)        市が蒲郡市や県と共に、第3セクターの会社を設立し、名鉄から
施設等を買取り、名鉄の負担を軽くして、名鉄に運行を続けさせる
ことも検討すべきではないか。

10)     市は、養老鉄道、伊賀鉄道、富山市ポートラムなどの例を研究して
いるか。していなければ、早急に検討して、名鉄の西尾・蒲郡線の
廃止のときに備えるべきではないか。

近況報告〜「消防団のこれからのあり方」について、いくつかの提言 1117


2つめの議題の質問要旨11項目です。こちらも、こうしてみたらという提言です。


1)    現在、旧3町のままの形態で3団おかれ、団長が3名いるが、合併した
のであるから少なくとも統合し、団長は1名にするべきではないか。

2)  活動地域は、西尾市全域にしないのか(現在は各団が各町のみ)

3)   町外勤務者の多い分団にあっては、日中、町中にいる女性を団員にする
ことを考えるべきではないか。

4)   常備消防のない佐久島では、消防団は必要と思うが、女性を中心にする
ことを考えるべきではないか。

5)   消防団には、災害時要援護者のリストづくりや避難誘導に働いてもらう
ことを考えないか。

6)   報酬・費用弁償は本人に支給し、分団預かりではない形にするべきでは
ないのか。

7)   市の内部機関である消防団に対して、交付金を交付するのは妥当ではない
と思うがどうか。

8)    消防団については、合併後、そのあり方を検討するとされているが、今まで
にどのように検討されたのか。

9)   旧3町の消防費は、常備消防の消防署員79人と消防団合せて66500
円となり、旧西尾地区108人の95000万円と比べ、多額と思うがどうか。

10)     現在、進行中の行財政改革検討委員会では、消防団のあり方についても
検討課題とするべきではないのか。

11)     年間1億7000万円もの経費を要する消防団にあっては、人数や経費を
削減して、その分、正規消防職員を増やし、地域での雇用の機会を増や
すことを考えるべきではないのか。

近況報告〜企画総務委員会で四国に視察     1116


14
日高松市、15日徳島市、16日神戸市に、視察に出かけました。
毎年1回、議員が所属する4つの常任委員会ごとにある国内視察です。

高松は、市の債権管理の状況について
今年から、債権管理室を設置されたというので、滞納者に対する具体的な
動きについて訊ねました。
西尾市では、12月議会に「債権管理条例」が提案される予定。

西尾市の市民税でいえば、22年の払っていただけなかった額は14億円にも
なりました。悪質な滞納などに対して、
一昨年以来、監査委員からも条例をつくるよう提言されていたのですが、
合併騒動で延び延びになっていたんですよね。

市が扱う「債権」には、市民税や固定資産税など公債権と、
給食費や市民病院の診察料のような私債権の2種類があります。

それぞれ、市の請求権限、時効などに差があるのですが、きちんと支払って
いただくために条例を定めようというものです。
14億円もの不払いは、公平性、公正性からいえば、大きな問題。
正直者がバカをみないようにするための手続き条例です。
もちろん、この不景気、
ホントに払えない人には、今までにもそれなりの対応があります。

近況報告〜こどもの国と赤い電車応援団   117


蒲郡市の企画課から

「市民まるごと赤い電車応援団」の2012カレンダーを頂戴しました。

名鉄西尾・蒲郡線の振興と存続を願う市民応援団が、
名鉄の赤い電車の写真を公募。その中から13枚を選んでつくったもの。
沿線の四季と微笑ましい日常がつづられています。

先の11月4〜6日に行われた、こどもの国の秋のイベントに合せて
こどもの国駅で、蒲郡線の利用者に配られたものです。
私も出かけて、応援団のみなさんとお話させていただきました。
「もっともっと応援して下さい」ということで、送って下さったわけ。
さっそく、電車大好きの人たちに伝えています。
2歳のおチビちゃんも赤い電車は気に入ったようで、
お母さんが本棚に並べてくれました。

この20日には、西尾高校で
「西尾・蒲郡線存続の総決起集会」が開かれます。
蒲郡周辺から、沿線から、こちらの高校に通う子どもたちにも大事な足。
もちろん、どなたさまも大歓迎!! どうぞお出かけ下さい。


近況報告〜ドキュメンタリー「石巻赤十字病院の100日間」  111


10
月1日に発行され、サブタイトルは、
東日本大震災 医師・看護師・病院職員たちの苦闘の記録とあるとおり、
地震発生の午後2時46分から4分後、
災害対策本部を立ち上げてから、分きざみの「記録」をまとめたもの。

海岸から4.5キロ離れた地に、免震構造で建て替えた建物だったため、
石巻市全市の傷病者を、かつぎこまれた遺体を
受け入れ、懸命に働いた人々の記録です。

宮城県の災害医療コーディネータ、プロ中のプロ多数を擁した病院であっても
苦闘の連続であったことがわかります。
巨大津波が襲う/ここは野戦病院か避難所か/低体温症/水・電気の復旧に奔走/
底をつく患者300人職員700人の食料/全避難所を緊急選別診断/避難所に
蔓延する肺炎/妊産婦・胎児の力強い生命力/家族はどこ、殺気立つ安否確認室/
私たちも被災者なのに/9日ぶりの生還、奇跡/大災害を乗り越えて…

小学館発行。コンパクトに、わかりやすい語り口。学ぶべきことが詰まった1冊です。

近況報告〜東奔西走ならぬ、東奔…東奔…  1028


先週は、大忙し。

23日は、3町消防団の観閲式に出席。その後、東京へ。
夜7時から24日昼まで「公契約」の勉強会。
24日午後は、千代田区で「地域医療について」の講演会。

26日は、議会から「佐久島の視察」。一色町の渡船場から、さざなみに乗船。
平日の日中にもかかわらず、船はほぼ満杯。
「名古屋からデートで初めて来ました」というお嬢さんと隣り合わせに。

三河湾3島アピールのため、3カ月間、愛知県から派遣された「新里 みどり」さん、
そして、一色支所職員の方たち3人に、
島の東港から西港に移動しながら、島内施設を案内してもらいました。
佐久島診療所、佐久島小中学校、火葬場、
完成間近のクラインガルデン(年間契約で農業体験ができる宿泊施設)、
弁天サロン(島を訪れる人向けの案内&休憩施設)…と初見。
合併で身近になった島ですが、久しぶりの訪問。これからです。

2728日は、横浜市で行われた「高齢者の居住政策について」研修会。
厚労省と国交省の担当官からの最新動向、横浜市の高齢者住宅政策、そして、
旧友の松岡洋子さんの講義「24時間サービス付き高齢者住宅のあり方」。

これほどの移動は余りありませんが、いささか頭がパンパンになった1週間でした。
各研修費用は政務調査費からの支出なので、今週は、まとめを書かなくちゃ。

近況報告〜消防庁、消防団のあり方を再検討  10/20


18
日の読売新聞1面で大きく取り上げられています。
9月議会、のりこの討論でも触れましたが、
消防団員の任務の見直しが始まっています。
どこまでも命を捨てて…というわけにはいきません。
美談にするなどもっての外。
水門樋門の電動化、通常から閉めておける場所は閉めるための調査
閉めないで逃げることを認めるルールづくりなど
国の責任、行政の責任です。

合併で、西尾市にも消防団ができましたが、
これからも継続するなら、実態に即した「あり方・任務」を
考えるべき時だと思います。
私は、お年寄りや障害者など自力で逃げられない人のリストづくり、
救援方策を一緒に考えるなど、もっと地域に入った役割を期待しています。

近況報告〜津波タワー 一色地区には必要では?  10/19


合併した一色町はほぼ全域が海抜0m。

現在、防災課では全市の「海抜地図」を作成中。全戸配布の予定です。
ただし、
これまでの3町にも防災ハザードマップはありますからご心配なく。
先の町内会長会で「3町にも早くつくってあげるように」と心配の声がありましたが、
大丈夫ですヨ。
一色町には、津波被害想定地図もつくられています。

今ある地図では、何とか無事なのは旧役場周辺のみ。
早く各地の津波タワーを調べてくるべきです。
市は、国の被害想定が決まってから方針を決めるといってますが、
県内でも多くが、自分で判断して進めています。
榊原さん、もうちょっとチャッチャとやろうよ!!

近況報告〜お天気晴れ、バザーへのご協力ありがとう!!  10/16


恒例の「のりこ応援団バザー」も15回目。

お馴染みのお客さんで賑わい、
収益は、カンパと併せて87,340円になりました。
ありがとうございます。

昨年から始めた「のりこカフェ」
イスをならべて、挽きたてコーヒーのよい香り。
出会いを楽しみながら、のりこにいろいろご意見いただきました。
ボランティアに行った時の釜石や大槌町の被災の写真なども展示しました。

近況報告〜決算議会終わる    9/22


最終日の
20日は、夜11時半まで。
吉良町の一般会計・特別会計、幡豆町の一般会計・特別会計
それに
ごみ・水道全般の「広域連合」、3町で構成する「消防組合」の
22年度の決算報告すべて、
これまで6日かけていたすべてを1日で審査するというんですから、
そもそも乱暴な話です。

合併によって「打ち切り」になる決算
だからといって、軽んじてよいわけがありません。
3町住民にとっても失礼です。

最終日は、休憩も省略ぎみで審議が続いたため
決算委員のなかには、ギブアップという人も…。

たった2時間に集中できないのも、いかがなものかと思いますが、
きちんと時間配分して、落ち着いて審議できるようにするのは
議長と委員長の責任です。

質疑項目は、10日以上前に通告してあるのに
答弁ができない、資料がないという事態を黙認して
審議を進めたのは、議会として「名折れ」でしょう。

近況報告〜一色町の決算、消防団その1   9/17


私は、消防団には敬意を表し、その活動も大いに評価するものです。

しかし、決算に関していえば、明朗とはいいがたかったのは大変に残念です。

今回の質疑では、報酬は各団員には支払われず、分団にプールされていることが
分かりました。これは本来のあり方ではありません。

条例に定められた団員名簿や出動日誌は
整備されておらず、管理が充分であったとは言い難い状況です。
これらが不充分だと、各人への支給もできないことが推測されます。

団員には、
報酬以外にも、命令を受けて出動するため出動手当(費用弁償)が支払われます。
これは当然ですが、その他に、交付金の名目で出動手当以上の金額が支払われており、
その使途明細は明らかにされておらず、領収書類も一切ついていないことに驚きました。
積算根拠も不明ですから、会計基準からすれば、使途不明金となります。

また、公費による秋葉山参拝(政教分離の原則からして問題となりましょう)、
年末夜警に、酒やビールが支給されているに至っては二度ビックリ!!
夫人同伴の役員会議への食糧費からの支出は、他の2町では見られないことでした。
いずれにしても、決算審査で要求される
「適法かどうか」「公正かどうか」「合理性はどうか」に照らすと、
適合しないと言わざるを得ません。

答弁、具体的数字は、その2をご覧下さい。
吉良町・幡豆町に対しても同様の質疑を通告してあります。

近況報告〜一色町決算、消防団その2    9/16


答弁の概要です。


1)一色町消防団117人の組織構成
東部部分団25人    中部分団25人  西部分団25人  佐久島分団40
団長1・副団長1・分団長4・副分団長4・部長11・班長21・団員75
職業構成: 公務員14 準公務員2 それ以外101
就労形態:被雇用者60  自営20  家族従業者35  その他2
勤務地別:一色町内51  町外26 (但し佐久島は全員島内)

2)条例で定められた帳簿類は、規定どおり整えられているか。
団員名簿  簿冊としてなし(議会には一覧表のみが提出された)
勤務日誌  簿冊としてなし(各出動ごとの従事報告書で代用・時間掲載なし)
設備資材台帳  あり
区域内地利水図 あり
貸与備品台帳  なし
諸通達綴    なし
正副団長会議録 あり

3)報酬6,385,082円の支給内訳
団長143,000 副団長124,000 分団長107000 副分団長90,000
部長65,000  班長58,000 団員55,000

4)給料4,039,600円の支給内訳
担当職員の給料ほか

5)報償費8,498,200の明細
・退職報償金の支給内訳(個々人に支給)
4月支払い32人分 4,334,200
3月 〃  29人分 3,204,000
22年度は、佐久島団員4名への死亡退職金支給もあり)

6)旅費6,236,500円の明細
担当職員の出張旅費、幹部視察研修ほか・消防団員の出動ごとの費用弁償
公費による秋葉山参拝

7)出動・訓練の(費用弁償)の明細
火災出動6回・延べ160名・44,800
救助出動1回・延べ5名・14,000
自主防災訓練指導25回・延べ141名・394,800
特別警戒2回・延べ226名・632,800
観閲式 出席90
観閲式のための訓練の日数 判然とせず
出初式 出席79
出初式のための訓練 2日間137
それ以外 40回・620,000

※ 判然としない部分があるため、費用弁償明細書を求めたところ下記のとおりでした。
    46月  50回、延べ483人   1,352,400
    79月  82回、延べ944人   2,643,200
   1012月 65回、延べ498人    1,394,400
     13月  35回、延べ325       910,000

8)団長交際費35,000円の内訳如何
団員およびその家族への香典7人分(交際費使途基準あり)

9)消耗品費3,249,540円の明細如何
年度末に消耗備品の購入が集中しているようだがどうか。
次年度の団員への団服ほか備品類購入のため

10)食料費768,638円の明細如何
正副団長会議   年8回  
食糧費のうち飲食を伴う正副団長会議は年何回行われたか。その内容
5回 幹部の慰労3回ほか1
同  夫人同伴の正副団長会議の内容は    6月に1回 26
同  飲食を伴う一般団員懇親会は、いつ何回行われたか。  1
※ 年末夜警に食糧費からビール・清酒の支出
市長に、支出の妥当性を確認したところ、「飲んでいないと信じている…」
と的外れな答弁。

11)補助金及び交付金のうち、消防団への交付金12,187,738円の使途明細
本団と各分団に対して、8,045,000円を支給。他は関係団体に支出。
費用弁償されない出動に対して支払っている。費用弁償の金額を抑えるため
でもある。個人には支払っていない。使途明細は承知していない。
交付金の使途基準の定めはどのようか⇒答弁なし

13)防災行政無線遠隔操作については、どのようか。
佐久島の遠隔操作で、一色町役場で行っていたもの。新市では調整中。

近況報告〜連日、夜遅くまでやってます、決算委員会   9/16


14
日から始まった決算委員会、連日夜までやっています。
16日は、終わったのは10

議員の中には、「早く終われ!そんなにたくさん質疑するな!」
という人がいます。
「もう使ってしまった金なんだから、あれこれ言ってもしょうがない!」
というのですが、これは大きな間違い。

何のために決算審査をするのか…
旧西尾市でいえば、530億円ものお金、みんな税金です。
正しく使われたか、政策として妥当だったか…
きちんとチェックして、
来年度の予算編成に反映させるのが目的です。

予算・決算の審査をないがしろにするなら、議員なんてやっちゃあいかん。
冗談でも…ね、でしょ!

その意味で、今年の決算委員会の日程は短すぎです。
3町では、それぞれこれまで2日間かけていたものを半日しか
時間をとっていません。
3町にとっては、最期の決算なのに、3町住民に対して
いかにも失礼じゃありませんか。

例年3日間かけていた旧西尾市も2日半しかなく、本当に駆け足の審査です。
当然、夜遅くまでかかることになります。

大勢の職員に超過勤務手当てを払うことにもなるわけで
全然合理的ではありません。

近況報告〜決算審査のスケジュール     9/12


14
日からは「決算審査」が始まります。
いずれも10時から、どなたでも傍聴できます。

14日は、旧西尾市の一般会計。
歳入〜税収の状況、国・県からの補助金などなど
歳出〜合併にかかる電算関連、福祉、保健衛生

15日は、一般会計の続きで、労働、商工、農業、土木、
消防、教育、そして市民病院会計と続きます。

15日(木)は、一般会計に加えて、特別会計の公共下水、
農業集落排水ほか
総額は、532億円。

16日(金)は、特別会計の続きで、国民健康保険、介護保険と
後期高齢者医療。
それが終わったら、一色町。
一般会計(838500万円)
下水道など5つの特別会計と
一色独自の、渡船事業会計と佐久島診療所特別会計。

20日(月)は、吉良町の一般会計(854000万円)と6特別会計、
吉良町独自のものは、土地取得特別会計。
それが終わったら、
幡豆町一般会計(48億円)と6特別会計。
その後、
ごみ・上水道などの広域連合、
幡豆町消防組合(3町の消防署)の予定です。

近況報告〜市役所庁舎の防災センターとしての機能は…


いざという時に、市民が本当に頼りにするのは「お役所」。

17万住民の安否情報、飲料水や食料の確保と配布、
避難所の運営…
今回のような激甚災害の時は、何をするにしても、まず役所の
罹災証明が必要になります。

その意味では、まだ大丈夫とはいえません。

被災時に職員がどの程度集合できるかも、見直しがかけられており、
通信機器なども、合併によって大幅な見直しの最中といいます。

被災想定が大きく変るわけですから、やむを得ませんが、
ともすれば、机の上の勘定になりがちだった計画、
足で歩いて、実践的な内容にしてもらわなくてはなりません。

被災時の司令塔になるわけですから、市役所自体がちゃんと動くように、
職員の飲料水や食料も充分に備蓄する必要があります。
現在は、職員向けのものはほとんどゼロ。
期限切れが近いペットボトルと乾パンが少々のようです。
もちろん、トイレ備蓄も考えられていません。

東日本の被災各地では、多くの職員が不眠不休で働いてきたことは
みなさん、ご承知の通り。
飲まず喰わずでは、それこそまともな「司令塔」にはなりません。
ちゃんと働ける環境にすることも重要な災害対策と提言しました。

近況報告〜9月議会の決算は、6つもの団体を審査しなくちゃなりません


5団体というのは、「旧3町」、「広域連合(ごみ、水道ほか)」、

それと、3町合同で運営していた「幡豆消防組合」。

それぞれの団体は、合併によって消滅していますので
西尾市で、22年度の決算を審査することになります。

決算委員は11名ですが、
旧3町選出の議員には、全員さらに頑張ってもらわなくちゃ!!

決算委員会は、9月15・16・20・21日に
市役所6階の第1委員会室で、10時から行われます。
どなたでも傍聴できますし、出入りも自由です。

本会議と違って、質疑応答は、直接担当者の課長ですし、一問一答で
行われますから、わかりやすく、実質的なやりとりが聴けますよ。

一部には、「どうせ、もう使っちゃったお金のこと。あれこれ言ってもしょうがないじゃん」
という意見がありますが、それは間違い。
「その施策は妥当だったのか」⇒来年も続ける価値があるのか…
「費用対効果は、どの程度だったのか」⇒改善の余地はあるのかないのか、
                  ⇒効果を上げるためには、どうしたらよいのか…
「同一施策が複数の担当にまたがっている場合」⇒ちゃんと進んでいるのか
                      ⇒責任の押し付け合いになっていないか
などなど、
チェックする点は、さまざまあります。
(使途金額が正しいかどうかは、監査委員がみていますからよほど大丈夫)
議会が、住民代表としてチェックすべきは、ここです。
そして、
そのチェックいかんを、来年の予算編成にどう活かしていくか、これが最大のポイントです。

近況報告〜仮設住宅でのボランティア、引きつづき募集中


遠野VCでのボランティア活動は,

仮設住宅での足湯、カフェの開設、写真復元など
参加メニューはいろいろあります。

仮設住宅の方々が家に閉じこもらないように、
住宅内で知り合いをつくって、
みなさんで「コミュニティー」をつくっていただくためのお手伝いが
主眼になってきています。

東北は、もともと地域力のあるところですから
っと大丈夫だと思いますが、きっかけづくりですね。


瓦礫片付けから、泥出し、家屋の床板剥し
河川の瓦礫撤去は、まだまだ続いていますから、引き続き
ボランティアを募集しています。
寝袋持参なら、体育館(女性は和室)に宿泊できますよ。

近況報告〜9月議会の質問 市役所の防災センター機能について


質問要旨は次のとおりです。


岩手では、被災した住民が、同じく被災しつつも懸命に業務を続ける「役場」を
非常に気遣っておられました。
「行政機能がストップしたら、本当に困るのは住民だ」ということを肌で感じていることが
ひしひしと伝わってきました。
大規模災害の時は、住民への対策もさりながら、職員もちゃんと働けるような環境整備を
私たちも考えていかなければならないと思います。
(現在、市役所には、職員向けの備蓄品はゼロなんですよ〜、これじゃ大変!)

議題1.市役所庁舎の防災センター機能について

@防災センターとしての市庁舎の機能はどのようか。現状で充分か。

A大規模災害時、支所との連携は充分にできる態勢になっているか。

B旧西尾市と旧3町とで違いのある防災無線の統合はどうするのか。

C市庁舎での飲料水などの備蓄は充分か。早急に飲料水兼用耐震性貯水槽を設置すべきと思うがどうか

D大規模災害時、市庁舎でトイレが使用できなくなった場合の対策は考えているか。

E帰宅困難者への対応はどうするのか。市役所で行うのか

近況報告〜9月議会、ふたつめの議題は、くるりんバスの今後について


合併話を機に、3町からは、「西尾のようにバスが走るようになる…」との声があります。

市として、くるりんバスをどのように、公共交通体系に位置づけるのか
高齢化が進むなかで、どのように地域の足を確保していくのか
そもそも、榊原市政に公共交通をどうしていくのかの確固たる考えがあるのか

「いいことづくめの合併説明」を聞いていたが、「こんなことだったのか?!」という反応も
そこここに出てきています。
行政サービスは青天井に何でもやれるわけではありません。
本当に必要なのは何なのか、
「やるべきこと」と「そうでないこと」と峻別していくことも重要です。

「あれもこれも」やっていくだけの力は、もはや、西尾にはありません。
その意味で、将来を見据えた地域の足の確保は「やるべきこと」。
住民のニーズを十二分に把握したうえで、一緒に作り上げていくことがポイントだと考えます。
どこに、何が、どれだけ必要なのか…住民はどこまで求めているかをお互いに話し合いながら
作り上げていくのが、ホントの意味での「市民との協働」ではないでしょうか。

走ったはいいけれど「ガラガラじゃん」にならないように、
この地域に、どういう方策がよいのかを提言していきたいと考えます。

近況報告〜六万石くるりんバス運行の充実・改善についての質問要旨


@他市のように、市役所内にくるりんバスを乗り入れ、利便性を高めるべきとの声があるがどうか


A文化会館など公共施設の停留所にベンチや屋根の設置を検討するとのことだったが、どうなったか

B合併に伴う地域公共交通網はどのように整備していく計画なのか。

C現在運行している地域でのくるりんバスの利用実態、乗降の状況はどのようか

D運行収支はどのようか。1運行あたりの経費、乗客1人あたり経費はどのようか。

E利便性を向上させ、利用者を増やすためには、低床車の導入を考えるべきではないのか

F旧西尾市で運行していない地域では、需要調査は行っていないのか

G合併に伴って、旧3町から、くるりんバスの運行が求められているときくがどうするのか。

H旧3町にバスを運行する場合は、名鉄西尾線、蒲郡線に接続するコースとすべきと思うがどうか。

I旧3町の需要はどの地域で、どの程度と見込んでいるか。需要調査はどのようになされているのか。

J運行要望の出ている地域に対しては、町内会など地域単位で利用者数など具体的な取りまとめを求
め、地域と一体化したバス運行を考えていかないか。


K利用者から予約を受けて効率的に運行する「オンデマンド方式」バスは、どのように具体的に検討
されているのか。


L3年間の試行を経て、さらに合併による拡大を考えるならば、市民による「事業評価」を制度化する
べきではないか ほか


近況報告〜岩手なう 傾聴ボランティア   7/28〜


*「津波のあと、何が困ったかっていったら、そりゃぁ、タオルがなかったことさ〜」

 手を拭こうにも、何をしようにも何も持たなかったもんねえ。

*避難所では、はじめの2日間は何も口にできず、
 3日目にもらったのは、こぶしの半分位のおにぎりだったよ〜。
 人間ひもじいと人が変わるもんだな…。

*お父さんと長男の嫁さんが流されて、7人家族が5人になってしまった。
 息子たちはマグロ船に乗ったりしてるから、これまでも家族はバラバラに生活してたけど、
 前のバラバラと、今のバラバラは違うな〜。全然違うなぁ〜。

陸前高田市の公民館での「お茶会」で伺った話です。
ほとんどが7080代の女性たち、仮設住宅で生活を始めたばかりの方たち。

仮設に閉じこもりにならないように、社会福祉協議会が送迎バスを出して
公民館に3040人と集まってもらう活動メニュー。
社会福祉協議会職員に、全国各地から応援の専門職が支援チームを編成、
動き始めたところといいます。

この日は、神戸市保健所、理学療法士会、福井市社協、日赤など13名ほどと現地社協スタッフ、
プラス 遠野ボラセンから私たち傾聴ボランティアが2人。午前午後1箇所ずつのお茶会開催。

血圧測定にリハビリ体操、タオルを使った簡単手芸で手を動かしてもらい、
おしゃべりとお茶で、少し息抜きをという3時間ほどのメニューですが、
一番の狙いは、健康状態の観察と仮設住宅での孤独の防止。

同じ集落同士での仮設入居はなかなか難しいようで、当たればラッキーなのか…
それでもこうして出てくれば顔見知りとも行き会えるし、消息を尋ねあうようすもあって、
安堵の声や笑いも混じって、その効果は間違いなく大。

午前中の会場には、町内会長さんも参加。
前夜に激しく降った雨で仮設近くの池が溢れそうになったため、
夜中まで土嚢を積んだ話を集まった方たちに、聞かせていらっしゃいました。

社協の保健師さんは「ともかく喋り合ってもらうためにも、これを続けなくちゃいけないんです」
力まず気負わず、淡々とおっしゃる姿には説得力がありました。
私たちは、ただただ聴くことを心がけました。

早朝に西尾を出てから、新幹線で、新花巻まで7時間。
JR釜石線に乗り換えて1時間で、ようやく遠野市へ。
駅から25分の遠野市福祉センターで、夕方5時からのミーティングに参加。

翌日は、川崎市から来ている人とふたりで1時間半かけて陸前高田へという
ボランティア初日でした。

近況報告〜岩手なう  大槌町にて瓦礫の片付け


2日目は晴れ。遠野を8時に出発。釜石市経由で大槌町へ。


釜石市内は、駅前周辺だけはスーパーの仮店舗も建つなどしていますが、
目抜き通りの商店街は、1階部分のほとんどが壊れたままでゴーストタウンのよう。
信号も止まったまま。
大きな交差点のみ、警察官の手信号通行が続いているといいます。

役場と町長さん以下課長級の職員全員が津波で流されてしまった大槌町。
15000人余の人口のうち亡くなった方が777、行方不明者が950人余といいます。
釜石から30分ほどかけて着いた町中は、本当に人っ子ひとりいない感。

陸前高田でもそうでしたが、瓦礫処理のショベルカーがもくもくと動くばかり。
津波で流された家屋は土台を残すだけで、後は、積み上げられた瓦礫の山がそこここに。
町の中は、家屋の解体も進み、何もない…ただただ広いばかり。

この日の大槌町での作業は、
県立大槌病院を横に見ながら、着いた安渡地区の住宅地で、草取りと瓦礫の片付け作業。
別動チームは墓地の参道の草取りと瓦礫の運搬。
私は、60坪ほどの民地に7名で入り、5時間ほどかけて整理をしました。
驚いたのは、あらゆるところに細かな細かなガラス片が散らばっていること。
当然といえば当然のことながら、瓦や木片とは違うショック。
全員黙々と作業しました。

近況報告〜岩手なう  仮設住宅に「蚊取り線香」を配達


3日目は、トラック(大分県生協から)で再び大槌町へ。

仮設住宅に、下駄箱やレンジ台、電子蚊取りを配達しながら、
困りごとがないか、手伝うことはないか…聞き取りの仕事です。

町全体で2000戸の仮設を建てる予定で、1900戸までは建ったそうですが、
入居は始まったところのよう。
報道されるように、なかなか集落単位での入居とはいかないようで当選しても入らない人もいるとか。

午前中は雨のため、物資倉庫になっている大槌北小学校でレンジ台の清掃。
(津波を被った木材の使える部分でこしらえた下駄箱やレンジ台です)
小学校は2階まで浸水。汚泥は取り除いてありましたが、損壊が激しく、
一部倉庫にしている教室を除いて立ち入り禁止。当分開校の見込みはないとのことでした。

午後も雨模様のため、蚊取り線香だけを配達することに。
股関節がわるくて座れないというおばあちゃん宅におじゃましましたが、
玄関を入ると、すぐ台所。ガス台と流し台のみの2畳ほどに奥は3畳で、
ベッドとTV、小さなちゃぶ台で一杯いっぱい。
身寄りも近くにはいないため、
病院に予約はしているものの、どうやって行けばいいのか途方に暮れているとの訴え。
お風呂に入る補助具も欲しいとのことで、同行の保健婦さんにつなぎました。

*「ハエがいっぱいいるが、釘を打ってはならんというので、ハエ取り紙もつるせない」と怒る
 身体が不自由そうなおじいさん。
 つるせるところを見てみましょうかと聞いて、「そんなところはないわ!」と、ご機嫌ななめ。
  →どうして釘をうっちゃいけないんだろ!? 西尾に帰ったら、どうしてか聞いてみよう!
   とりあえず、
   次に訪問する時にガムテープかなにかで何とかするように頼んでおこうとメモ。

*「いろいろ不満はあっても、役場をいじめちゃいけないよ。役場の人たちは、よーくやって
 くれている。壊れそうになっている人も大勢いるだろうに頑張ってるんだもの。
 ここで私らがこれ以上言っちゃあいけない。あの人がたが参っちゃったら、本当に困るのは、
 私らなんだからさ。」
  →困りごとはありませんかと尋ねたら、逆に、真に役場を心配する70代のおばあさんの言。
   この話も、保健婦さん経由で役場に伝えてもらうべく報告書に書き込み。

あっという間に帰還時間になってしまう1日でした。

▲釜石市鵜住居町にて ▲崩れた堤防〜両脇に階段が残されている


近況報告〜岩手なう  感じたこと考えたこと


被災から
5ヶ月。生活は避難所から仮設住宅に移り、第2段階に入っています。
相当な長期戦になることは間違いなく、
支援は、避難所を中心にしたポイント箇所だけでなくなるわけで、
これまでよりもさらに難しい部分が増えるのではないかと思われます。

大槌町の場合、仮設住宅団地は48か所にもなるといいます。
私は入った場所は、町の中心部から4キロほどの処と、さらにそこから2キロほど山に入った処。
バスは、すぐ横の県道を日に4便ほど走るようですが…。
48か所を巡回するバスを走らせてほしい」との要望が聞かれました。
これに対して、日赤から出向の職員さんは「出来るだけ応えたい。」と言っておられましたが、
孤立化、もっといえば、孤独死を防ぐためにも必須の事業だと思います。
当面は、
NPOなどが担うのが早そうですが、住民の雇用の場と考える必要もあろうと感じます。
地元の人が運転手なら、乗る人の顔も判りますものね。
町長選挙は
8月末に行われる予定とのことで、それを待たないと
大きな決定はできないのかも知れませんが、
これからの支援策で重要なのは、地元での生活をつくっていくことでしょう。
地元のタクシー会社に
マイクロなり、ジャンボタクシーなり確保して運行してもらう…なんて、どうだろう…

合併して、市域が倍になった西尾市の「バスを走らせてくれ」の要望とダブります。
あれこれ考えてしまいました。

また、住民の間では、誰がどこにいるか、
どの仮設に入ったかという情報は定かでないようです。
これから戸別の調査も行われるようですが、入居者にとっては重要な情報のはず。
今はツテを頼って、探し捜して…の感。
たまたま、聞き取りをしているお宅に、知り合いが見舞いに尋ねてこられ「やっと見つけた、
無事でよかった」と手を取り合っておられました。
個人情報をどう扱うかの難しさはあるでしょうが、何とか良い知恵を出してもらいたいと
切に思います。

外から勝手なことを言うのは憚られますけれど、これが自分の町のことだったら・・・と
思うと考えずにはいられません。

近況報告〜岩手なう  大槌町の大変さ


3月
11日、地震対策本部を庁舎前につくろうとしていた最中、津波に襲われ、
町長以下、課長級の職員が流され
副町長が復興の指揮を執ったものの任期満了。
その後を担ったのは、主任級の方と聞きます。130人余の職員も
30数名が亡くなられたり、行方不明だったりですし、
役場本体もデータも何もかも流されたなか、最善の努力が続けられていることに
心から敬意を表します。

各地から支援職員が入っていますが、お盆前からは、
保健師による仮設住宅入居者への調査が始まっているそうですが、
私が聞いた8月はじめの時点で、応援保健師は8人ほど。
1900戸の調査に、この人数は厳しい数字です。

西尾市からも、愛知県経由の派遣で保健師が入っていましたが帰還。
お盆明けから、次の派遣が予定されていたのですが、
愛知県は撤収するとのことで、派遣されないことになったようです。
これらの決定は、岩手県と愛知県とのやりとりなのかどうか、よく判りませんが、
現地の個々の自治体の状況が、きちんと反映されているのか、
非常に気になります。

10万人規模で投入された自衛隊は、
お盆前にどの県からも撤収し、避難所もほとんどが閉鎖される見込みといいます。
緊急の、命にかかわる部分での救援活動は、一区切りということなのでしょうが、
本当に大変なのは、これからと言えましょう。
物流網は序々に回復しているようですし、物資は届いていますが、拠点まででしかないように
見えます。
避難所にいれば衣食住の支給はありますが、離れれば無くなります。
仮設住宅に入れば、「自立したとみなされる」とききますが、本当にそう言えるのか、
半壊でも、自宅にとどまる人たちへの支援はどうなるのか。

被災地によって、支援がたくさん入っている処とそうでない処の格差が目だってきているとの
新聞報道を見るにつけ、「コーディネート」がうまくいく方策はないものか、
この震災をわが身と思う動きをどうやってつくったらよいのか…。

「気がついたら、声にする」、そう考える人を、ともかく増やしましょう。

近況報告〜23日、事業仕分け第1日目   7/24


はやりの「事業仕分け」、さてさて西尾版は??

平坂勤労会館ホール、開始の時はほぼ満場。
100人近くの傍聴者が詰めかけて始まりました。

初っ端は「六万石くるりんバス」。
「交通弱者のための施策」との事業目的・概要の説明に対して…
・ 乗客動向の調査(年代)はどのように行われているか
     運行状況は適正か、使い勝手はどうか
     近隣に比べてコストはどうか
     今後の需要見込みをどう見ているか
     3町からの運行要望にどう対処していくのか
     路線バスとの関係性…くるりんの開始で路線バスへの補助金は減ったか
     目的に合った事業展開となっているかどうか
     他の移送サービスとの関係はどうか
     デマンドバスの形態を考えていく時ではないか
     この事業に併設されている「交通会議」の開催状況
     ほとんど開かれていない「交通会議」をもっと活発化させて、
事業報告をし、意見も訊くべきではないか…などなど。

ほとんどが、
これまで決算時や議会質問で指摘されていることばかりでしたけど、
15名の市民判定員の結論は、「運行を続けつつ、内容を見直す」となりました。
市民や外部の人の指摘には、キッチリ耳を傾けてもらいましょうね。

加えて、私は思います。
要望の強い地域については、住民全体に対するニーズ調査、
運行した場合に利用責任をもってもらえるかどうかも含めた話し合いを重ねて、
進めていくべきです(この点は、これまで度々、指摘してきました)
単にこの1事業の「費用対効果」測定だけでなく、他事業への影響への着目も含め、
市としての「交通計画」が必須です。

イタリア、撤去を始めたカオルソ原発の費用7280億円  7/16


北部の町カオルソの原発は福島第一と同じ型で87万キロワット。

イタリア最大で81年から操業、
86年に燃料交換のため一時停止後、90年の政令で国内原発無期限停止が
決まって以降、動いていなかったもので、
先の国民投票をうけて、いよいよ解体が始まったとのこと。

総量5000tに及ぶ原子炉部品を、機材の1つ1つをすべて切り刻んで
弱酸性液の水槽に浸して放射性物質をとりのぞくといいます。
解体には7〜10年、廃炉には早くても20年後かかるという
気の遠くなるような作業。

総能力142万キロワットの燃料の処理は、
その98%をフランスの再処理施設に移送したといいますが、残りは15トン。
それらも含めて処理費は7280億円かかる見込みですと(以上毎日新聞7/16)

原発を使っているから電気量は安価で済むんだと、電力界はいいますが、
後処理の費用はどう考えられているのでしょうか。
プルサーマル発電は、稼動の見込みはありませんし、
地中の岩盤深く、10万年埋め込むという後処理施設については、
場所さえも全く決まっていません。
震災直前まで、テレビで頻繁に流されていた「後処理施設への理解」を
求めるコマーシャルもピタリと止まりました。

そこに、今朝17日「原発導入へ虚偽報告書」の記事(朝日新聞)。
ビックリです。

1955年、原発導入のために世界14カ国に派遣した政府調査団の報告では、
「運営方式は、ほとんど全てが委員会方式で統括されている。各界の意見を広く
 聞くためとし、集団指導体制による委員会設置をつくるよう」提言されていた。
ところが、委員会方式はアメリカだけ。
「フランスは役所、イギリスは公社だったにも拘わらず、偽装証言した」と
当時の旧通産省工業技術院原子力初代課長の故・堀純朗氏が明言したデータが
文部科学省に残っていたというのです。


さらに、同氏は「若い事務官がこんなウソを書けるかと憤慨した」とも証言し、
その若手が後に、資源エネルギー庁次長の豊永恵哉氏だったとも証言。
豊永氏は「委員会は責任があいまいになり、日本にはなじまない。むしろ、
しっかりした行政組織をつくるべきと上司に進言した」と、取材に答えたとあります。


原子力行政は、始まった時からウソに満ち満ちていたんですね。
信頼がおけないのは、今の菅氏に限らないわけで
この体勢が変らない限り、私たちは、どうあっても原発は認められないと
強く思います。

なくすのは、序々にしかできないだろうことは、国民もわかっているでしょう。
「原発=即時停止」のようなすり替えではなく、
「本当にどうすべきなのか、正しい情報を出して、真摯な議論を尽くす」体勢を
つくれない限り、日本は人災で破滅すると、本当に思います。
私たちは本当に「おとなしい国民」のままで、いいのでしょうか!!

震災直後、東北に派遣された 西尾消防署員の話をきく  7/9


震災直後から、宮城県亘理町に派遣された「緊急消防援助隊」の報告を

のりこ応援団で聴きました。

第1次隊員は、市石正樹小隊長以下5名。
地震が発生した3月11日の夜8時過ぎには、愛知県新城市を出発。
終結した「愛知県消防84名・消防車両19台」で、
20時間余かけて宮城県に到着。
仙台市から約25キロ、仙台空港の南にある亘理町で、13日早朝から
津波による行方不明者の捜索にかかったそうです。

5月31日現在で、亘理町の死者は924人・不明者76人。
人口5万人の町で、避難していた人が多かったそうですが、厳しい現実です。
12名を救助、144名の遺体を収容…
被災地の倒壊・半倒壊の家屋内、転覆した自動車の中を
1つ1つ目視しながらの捜索活動、記録映像を交えての話でした。

飲まず喰わずで、人が生存できるのは72時間以内。
災害時の救出には、この72時間にどれだけ頑張れるかが勝負といいます。
今回も、発災から40分後には出発準備指示があり、ともかく東北をめざし、
救助地がどこかも、道中に指令を受けながらだったとのこと。
頻繁な余震に襲われながら、泥の海と瓦礫の中での活動を映像で見つつ、
みな本当に感謝し、信頼の思いで一杯になりました。

亘理町では、ある程度は避難命令が行き渡っていたそうですが、
いちご農家が多く、一旦は避難しても、温室の扉を閉める作業に戻ったり
作業中だったために被災した人も多かったのだそうです。

今回の震災には多くの救援が入りましたが、消防全体では28,600人
7,600隊の派遣。
西尾市からも、2日後派遣の2次隊はじめ、震災後の1ケ月間に
30名が交代で派遣されています。
総務省消防庁の指揮の下、
都道府県毎に編成派遣される「緊急消防援助隊」の機動力は、阪神大震災を
教訓に、より迅速な救援活動をめざしてつくられたといいます。
今回、その成果をしっかり発揮されていることに敬意を表すばかりです。

震災孤児4割が小学生以下  7/1


あしなが育英会の分析によると、

東日本大震災で両親または父母どちらかを失った遺児の43%あまりが
0歳から小学生の幼い子といいます。

同会では、返済不要の一時金を遺児に支給しており、
5月末までに提出された707世帯1120人の申請データを分析したもので、
両親を失った世帯は139で、全体の20%
母子世帯350で50%
父子世帯は217で30%。

高校生以上の遺児の保護者は正規雇用が4割に満たず、
とりわけ、母子世帯の40%は仕事がなく、25%が非正規雇用といい、
これから、さらに困窮の度合いが強まることは想像にかたくありません。
また、父母以外が保護者のケースをみると、
最高齢が90歳の祖父で、最年少は19歳の姉だそうです。

全国からの義援金がようやく市町村経由で、被災者に手渡され始めましたが、
子どもたちへは、一時的でない支援が必要です。

あしなが育英会では、今回、震災孤児の支援だけの基金口座を設けています。
のりこ応援団でも、5月に、ささやかな義援金を送りましたが、
考えた末、この震災孤児支援に決めました。
行き先が見える関係性、継続的な支援ができるというのは、送る側にとっても
ありがたいことだと思います。

近況報告〜学校を防災拠点に、文部科学省方針   6/29


文科省が、学校施設を防災拠点として整備していく方針を固めたといいます。

現在でも、その多くが避難所となっているわけですが、
この震災の教訓を踏まえて、その機能を強化する具体案をまとめます。

     数日分の食料や水、毛布やストーブなどの備蓄と倉庫の確保
     耐震性貯水槽やプールの浄化装置の整備
     プールからトイレに水を引くための配管や汚水貯留槽の整備
     災害時優先電話や無線通信設備の設置
     避難所運営に関する教職員と住民防災組織との役割分担を定める
などなど。

かねて、私が提言してきたことばかりです。
当然といえば当然のものばかり。
私たちがなすべきは、震災を嘆くばかりではなく、それを教訓として
同じ過ちを繰り返さないことだと、心底、思います。

提言書は、7月上旬に出されるとのことですから、しっかり、情報を集め
さらに、西尾市で充実すべき点を議論していきたいと思います。

西尾市岩瀬文庫でおもしろそうな企画が始まっています。   6/28


西尾市岩瀬文庫でおもしろそうな企画が始まっています。

「悪(ワル)〜資料に書き残された悪いひと」というもの。

雑記録がたくさん所蔵されている岩瀬文庫ならではのもので、
たくさんの古文書の中から、江戸時代、幕末から明治にかけての「悪いやつ」が
テーマ別に紹介されています。

「こんな悪(ワル)がいた」では、
尾張藩武士が関わった仇討ちや殺傷事件を記した『名古屋もみち』や、
仙台藩の賞罰記録『賞罰林翁筆記』などが紹介されています。

歌舞伎の題材になった詐欺事件を扱っているのは、
『腸包 ちょうほう』〜江戸時代後期、京都町奉行所を務めた柴田日向守によって
記された雑記集。事件記録などが載っているで、
いわく、文化3年(1806)公家日野家のご息女「正二位右衛門式部内侍之局」を
名乗る女とその家来が召し取られた。二人は和歌懐紙などをしたため与えては
金品を受け取っていた。吟味の結果、女はことという名前で品川宿の飯盛り女
と判明、家来はその養父で善兵衛。
ふたりは捕らえられた後も堂々のお公家っぷりで役人たちを翻弄したが、この事件、
世間でも評判となり、歌舞伎「桜姫東文章」などのモデルになった。
などなど。

テーマは他にも、「世上を騒がせた悪党たち」、「悪役のレッテル」、「脚色された悪人」、
「悪女列伝」などが並んでいます。
『吉原百人斬り』だの、吉良上野介は、いつごろから悪人にされたか…だの、
暑さを凌ぎながら、
おもしろ古文書をめでるのも一興ではありませんか。
期間は、6月18日から8月28日(日)まで。

近況報告〜西尾市でも「事業仕分け」をやります  6/22


事業仕分けの日程、が決まりました。

7月23・24の土日、平坂勤労会館の体育館ホールが会場です。

対象事業は20で、仕分け人は5人。
市民仕分け人は2人で、
三浦真澄さん(社会保険労務士)と岡田和幸さん(元教員)
おふたりとも、市の「行政評価委員」を経験しておられることから
市の事業内容にも詳しいという観点から選ばれたのでしょう。

外部仕分け人として、長浜市職員と民間企業の2人が加わり
コーディネータが、滋賀大学地域連携センター特任教授の石井良一さんで
外部仕分け方々とも、滋賀大学事業仕分け研究会メンバーとのこと。

肝心の市民判定員ですが、1日15人。
応募者30人の中から抽選で30人を選ぶといいます。

仕分け事業は、次の20。
(右側は、事業選定会議で出された意見ですって)
@     広報にしお〜発行回数は妥当か・市民の要求が反映されているか…
A     明るい選挙推進事業〜啓発方法を考える・パターン化していないか…
B     自主防災組織支援事業〜訓練はうまくいっているか…
C     前納報奨金〜不公平感はないか…
D     緊急通報システム設置事業〜機器の選定は適切か、近隣との費用の比較…
E     母子健康相談事業〜利用率はどうか、相談業務の内容は適切か…
F     まちなか賑わい創設事業〜どの程度の効果があるのか
G     鳥獣害対策事業〜どの程度の効果があるのか
H     市民相談事業〜利用率をどう判断するか、窓口の一本化はどうか…
I     六万石くるりんバス〜利用率をどう判断するか…
J     市民活動推進事業補助金〜効果的に事業が実施されているか…
K     ペットボトル等回収事業〜実施主体や方法は適切か…
L     民間住宅地震対策補助事業〜効果的に事業を行うにはどのようにすべきか…
M     小学校コンピュータ管理事業〜計画的な更新がされているか、有効活用は?…
N     中学校コンピュータ管理事業〜  同上
O     特色ある学校づくり推進事業〜予算配分の方法は適切か…
P     IT講習推進事業〜事業として、当初の目的は達成しているのではないか…
Q     スポーツ教室開催事業〜実施主体は適切か、民間委託ではどうか…
R     文化公演開催事業〜市民との協働・委託の方法はどうか…
S     図書館利用促進事業〜効果的・効率的な実施方法は…

みなさん、どう感じられますか?
「仕分け」〜続けるか、止めるか
じゃなくて、利用促進策を考えるものばかりみたい!?

私たちが期待している「事業仕分け」とはちょっと違うんじゃありません?
選定時の意見というのは、市役所内部での意見なわけで、
それぞれの事業を行う上で当然に検討され改善されているべきものじゃないの?!
と、私は思うんですけどね。

例えば、くるりんバス。
バス運行は、市民を含めた検討委員会で検討されているはずですし、
営業成績など、その検討委員会で定期的・継続的にチェックし、乗車アンケートや
巡回経路の町内会などとも意見交換するなど、もっと出来るはず。
これ以外にも、20事業の中には
市民の意見を訊きながら行う仕組みに、既になっている事業が幾つもあります。

それはそれでいいけど、市民は、
もっと踏み込んだ「斬り込む」ような「仕分け内容」を、
期待してると思うんだけどなぁ、どうですか?

被災地への職員派遣、福島県いわき市へ 6/20


7月1日から21日にかけて、7名の職員がいわき市に派遣されます。

1週間ごとに2〜3名、
罹災証明の発行作業の応援に。

いわき市は、福島第2原発の南。茨城との県境にありますが、
住居被害が2万5000件以上あるところ、6割しか発行できておらず
職員総動員でもなかなか間に合わないでいるとのこと。

罹災証明は、単に「届け出」だけでは発行できません。
届けの内容について、
例えば、住宅であれば位置や規模、課税内容なども確認しなくちゃなりませんし、
これらの確認作業は、行政データのそれぞれにあたらなければならず、
現地に出かけて、実態調査も行わなければなりません。

さまざまな被災関係の申請のもとになる証明書ですから
非常時なんだから簡単に…というわけにもいきませんから、
慎重かつ迅速に、でしょう。

派遣費は、西尾市負担で行われます。
一般市民は行けないけれど、その分も、しっかり応援してきて下さいってことですね。

また、保健師も1名1か月、派遣されるとのこと。
住民の被災状況の把握・健康管理に、現地では被災した保健師さんたちが
不眠不休であたっているとききます。
1名といわず、もっとたくさん、チームでの派遣を検討してもよいのでは?!
これから心のケアも最重要課題、長期戦も間違いない課題です。
合併で、保健師さんの数も増えたことですから、
うまく調整してみてはどうでしょう。
こうした経験は、被災地支援だけにとどまらず、わたしたちへの実地教訓にもなります。

ともあれ、復興の一助を期待しています。
いずれにしても、頑張ってきて下さいとエールを送ります。

近況報告〜西尾でも、学校での放射線量計測をすべき   6/7


小中学校、保育園での放射線量の計測を行うべきです。

定期的に測定して、数値を把握しデータを採っておくべきと考えます。
この地方では、それほど心配する必要はないかもしれません。
しかし、
計ってみて、数値がはっきりすれば、市民は「安心」します。
これも重要な「情報公開」です。

神経質になり過ぎる必要はないけれど、安心材料は必要です。
特に、子どもたちの環境に関しては!
それに、
平常時の数値をもっていなければ、変化があった時に
その「変化」がどれほどか分からないじゃありませんか。
測定器は、消防署に4台あるといいます。
なら、使いましょうよ。

一般質問でも、複数の議員からそうした声があったのですが、
市長は、愛知県が計っているから、市ではやらないといいます。
なぜ、そういう発想になるのか…理解に苦しみます。
あるなら使いましょう。

教育委員会では、既に一部の学校では計ってもいるそうですが、
全体でデータを採っておくべきと思います。
こんな時です。
「情報」を出すことに無頓着であっていいわけがない、私はそう考えます。

東電の「スピード」も、初めから公開されていれば、もっと違う展開が
あったのではないか、
有識者の知識も知恵も結集されたのではないかと思えます。
何より、情報は小出しではなく、正確に出されなければなりません。
よくも悪くも、判断をするのは「国民」です。

近況報告〜国会議員よ、仕事をしろ!!    6/6


被災地が先行きを見出せないその怒りのなかで

我関せずがごとく政争に明け暮れる国会議員たちに
ほとほと嫌気がさします。
仕事をしろ! 仕事を!

自分たちなら、こうする!という案を出せばよい。
騒ぐだけ騒いで、代案が出ない
自分ならこうするという人間がいないなんて、ありか!?

「大連立は組まなくても、政策毎に組めることも出来る」などと
平気で言う議員たちの気が知れない。
これまでにどれだけでも出来ただろうし、たった今でも出来るだろうに。

まったく国民を愚弄しているとしか思えない…
国が機能していないことがよくわかったのは、
今回の私たちの最大の不幸に思えます。

近況報告〜市の主要施設には、飲料水兼用耐震性貯水槽を求める  6/2


6月議会での答弁、ようやく少し前向きな答弁となりました。

市民病院への貯水槽設置は、優先順位1位…ですよねぇ〜!
災害時の「水」の備蓄の重要性は、かねて提言し続けてきましたが、
東日本大震災で、さすがに市長も再認識せざるを得なくなったと思います。

市民病院では、今、井戸水で日量200tをまかなっていますが、
地震時には、その井戸がどうなるかわかりません。
受水槽や高架水槽で150tを貯めることができるといいますが、
それだけでは1日分にも足りないこともハッキリしました。
節約しても日に80t必要というのですが、発災時にそんなことが通用する?
仮に、そうだとしても、現状では2日分しかないわけで、
改めて、飲料水兼用耐震性貯水槽の設置を求めました。

65年前の三河地震の時には、
「井戸から黒い温かい湯が地上60pまで、2週間以上流れ出し、毎日起きる
 余震のつど湧き出す量が多くなった。余震がなくなった時は水位が低下したが
 これが1か月以上続いた」とあります(愛知県防災部資料)。

一昨年、のりこは、能登半島地震の後を視察したのですが、
輪島市民病院では、受水槽に汚水が入ってしまい1日145tをまかなうために
給水車80台が毎日給水し続けたという話でした。
いずれ、水道幹路を復旧させなければなりませんが、
最低でも、自前で3日4日保てなければ、住民の命はどうなるのか!!です。

今年度から来年度にかけて、合併後の「地震防災計画」が策定されますが、
今度の震災をどれだけ教訓にしたか…市民の注視が欠かせません。
みーんなでモノを言わないと、変わりませんよ〜!!

近況報告〜災害が起きた前提での「防災訓練」を!   6/2


今、市の防災訓練は、学区持ち回りのイベント形式で行われています。

中学校区単位で、関係住民も多数出席は良いのですが、
どうしても毎度おなじみの「住民はお客さん」のパターンです。

そこで、住民が主体の「災害発生を想定し、地域をみてまわる」形を提案しました。
実際に、住民自身が
「火災を発見して、消火器やバケツを探して消火する…」
「地震で通れなくなった道路(想定)を迂回して、避難所に向かう」
「近所の動けないお年寄りや車イスの人を連れて避難する…」
「避難所では、町内の誰が無事か情報交換をして、安否確認名簿をつくる…」
「町内のどこに、誰がいるのか、助けはいるのか…どんな助けがいるのか知る…」
「被災によって、地域がどうなったのか…
…「被災マップ」だけでなく「救援マップ」をつくる」などなど、
さまざまな手法があります。

ついでに、耐震診断をしてもらったり(業者を呼んでもいいし)、
炊き出しをみんなでやって(家にあるものを持ち寄って)町内交流をすれば
次に、どんな訓練をするか…という話にもつながりましょう。
住民の中には、建築士さんや医療関係者、ヘルパーさん、いろんな人が
いるでしょうから、そうした人に知恵や知識を披露してもらえば、さらに
有効でしょう。

話のついでに、災害時の役割分担なども良い方向に向くかもしれません。
夜間訓練だって、子ども連れで試みれば、昼間とは全然違うはず。

一部の自主防災会では、すでにやっているようですが、
これを、市でも行うよう提言しました。
「要援護者支援名簿づくり」や登録、「個別支援計画づくり」も
一挙に進むのではないでしょうか。
いえいえ、進ませなければなりません。

いまほど、みんなが関心を持っている時はないはず。
今やらないで、何時やるんじゃ!!

統一地方選、市川セミナーから県議が2人当選   5/27


市川記念会の政治セミナーを受講し、

今春の選挙に臨んだ20人が集まっての報告集会でした。

大きな収穫は、女性が1人もいなかった福井県議会での細川さんの当選。
細川さんは、市議時代からセミナーに通っておられました。
原発を抱えた福井県で、正しい情報開示を求めていく決意表明。
県議会でのひとり会派はなかなか大変だと思いますが、しがらみのない強みを
発揮して欲しいと思います。何より、県民のために。

栃木県議会でも、記念会で学んだ設楽さんが当選。
シングルマザーとして、子育てや女性の自立、医療制度などにじっくり
取り組みたいと言います。
これからのお二人の活動が楽しみです。

首都圏では、地方議会でも政党所属が増えたこと、震災の影響で、
選挙戦そのものが忌避されるかのような「自粛」があったことが報告されました。
例えば、「ノー街宣車」。
選挙はお祭りではないし、候補者として政策を述べる機会です。
市域面積の少ないところはいざ知らず、1週間の間に廻りきれないことも
ありましょう。
また、新人にとっては「じゃ、どうやって訴えるの…」です。

私の結論は、
もともと、街宣車という手段が妥当かどうか…を考えることが必要。
もっと合理的かつ有効なやり方があるはず。
やかましい街宣車には、有権者は、もともと疑問を
感じていたんじゃないでしょうか。
公職選挙法で、これに変わる手段を考える時期だと思います。

昔は行われていた「立会い演説会」をこそ復活させるべきです。
有権者には、各候補者を直接判断できる機会を保証すべきです。
スピーチを聞けば、一定の判断・評価はできましょう。
公平性・平等性を担保した運営方法はいくらでもあります。

セミナー参加者は、それぞれの活動形態、持ち味に合った対処でしたが、
ほとんど全員が、街頭演説を重ねた!! これに尽きます。
直接、語りかける。直接、有権者の意見を聴く。
私は、これが原点だと思っています。
そんなこんなをやりとりする1泊2日の研修でした。

6月議会、災害時の防災対策を訊く 5/18


6月2日の午後2時前後から質問に立ちます。

質問要旨は次のとおりです。

これまで何度も質問し、ずっと提言し続けてきたことばかりですし、
今回の震災でも、必須の対策であることがハッキリしています。
市長の積極的な答弁を期待するところです。

1)     海岸堤防は、合併によって、従前の13.7kmから61.8kmと
4倍になった。津波に対する堤防の備えは、2〜2.5m対応と
きくが、そうか。

2)     海岸堤防の整備状況、強化工事の計画はどのようか。
完了予定はいつか。進捗状況はどのようか。

3)     市が管理する海岸・港湾部分14.7kmについての津波、
高潮対策は十分か。

4)      「津波浸水予測」では、どのように避難場所を設置しているのか。
見直すべき点はどのようか。

5)     災害時における本庁と消防本部、各支所との間の通信網は十分か。
衛星電話等の配備をするべきではないのか。

6)     気象庁・国土交通省や県のインターネットでの災害時情報、
特にiモード情報などはもっと市民に周知をはかるべきでは
ないのか。

7)   飲料水兼用耐震性貯水槽は、現在、旧3町には1基も設置されて
ない。早急に設置していくべきではないか。


8)     旧西尾市においても、現行の中学校区に1基ずつでは到底必要量を
まかなうことはできない。市役所、市民病院はじめ市の主要施設
には設置すべきではないのか。

9)      現在、設置済みの飲料水兼用貯水槽、また、新たに設置するものに
ついても、液状化現象に耐えられるよう土壌調査・改良を行うべき
と思うがどうか。

10)   災害時のトイレについては、仮設・簡易トイレとも十分とは
いえない。さらに備蓄を増やすとともに、新市の各避難所には、
便槽を設けたマンホール形式のトイレを設置しておくべきでは
ないか。

11)   各避難所の備蓄食料については、食物アレルギーに対応したもの
も増やすべきと思うがどうか。
どのような見直し、補強策を考えているのか。

12)   要介護の高齢者や障害者に対応する福祉避難所を市立看護学校に
設置するというが、どのようか、その内容如何。
その外にも福祉避難所は設けないのか。

13)   防災訓練では、従前のように避難所に集合する形態だけではなく、
町内で震災が発生した場合に住民がどう対応するかを考える
「発生対応型」を行っていくべきではないか。

14)   避難所の管理や運営方法については、あらかじめ、地域住民も
参画し情報を共有していくことを考えないか。

15)   「自分の身は自分で守る」という意識を育てるには、防災教育を
さらに充実する必要があると思うが、現在の状況はどうか。
また今後については、どのような構想をもっているか。

合併記念式典、首長たちに大臣表彰!?  5/12


5月12日、合併記念式典が文化会館で行われました。

驚いたのは、
市長と旧3町の町長、21・22年度の議会議長8人が
そろって、総務大臣表彰を受けたこと。

新西尾市の合併は、合併特例法改正後、全国で初の合併、
「自主的な合併」のはずです。
なのに、なんで、大臣表彰になるんでしょう??

合併とは、自治権の放棄です。
その決定に、主権者である住民がかかわっているのなら、
私も文句はいいませんけれど、
そのための「住民投票」には見向きもせず、いけいけドンドンで
進めた挙句が大臣表彰となるのはいただけません。

市長には、
住民に対する責任、すなわち、今後の政策の内容や効果、
財政面での影響などなど
合併に伴って生じたさまざまなメリット、デメリットを
キチンと公表し、説明し、合意を得つつ、
新市を運営していただかなければなりません。

表彰には、その意味が込められているならよいのですが。

増員選挙後の議会構成    5/1


統一地方選挙での合併増員選挙を終え、新市の議員が32名となりました。

4月28日には新しい会派届けが出されて、
以下のような会派構成となりました。

会派はいわゆる党とは違いますから、通常、
それほどの拘束はないはずと、私は捉えていますがどうでしょうか。
名古屋市議会を見ていると、
議員報酬を800万円にする件では、「減税日本」内部でも簡単にはいかず、
いろいろな意見が出ていたようですが、これは当然の話。

そもそも「一枚岩」だの「一丸となって」などという表現は
議会にはそぐわないもの。
個々の議員が、その良心に照らして最善の選択をしなければならないはず。
政策集団としての切磋琢磨は、
どんどんなされなければなりませんけどね。

新西尾市議会の活発な議論こそ、市民が待ち望んでいると思います。

新生西尾クラブ 12名
清明会    6名
西三河クラブ 4名
市民クラブ 3名
共産党 3名
公明党 2名
無所属 2名(のりこはここです)

ちなみに、増員選挙では女性議員はゼロ。
全国の合併自治体で、女性が減っているのは残念至極です。

近況報告〜地震での液状化現象、浦安市 その2  4/27


市域面積の4分の3が液状化現象を起こした浦安市。

地元議員の広瀬明子さんによれば、
市の試算では、復興費には740億円余を要するとのこと。

また、今回被災した地域でも、
埋め立ての折に地盤強化対策を施しているところは、大丈夫だったとのこと。
詳しい報告は待たなければなりませんが、
パイルを深く打つだけでなく、地下の砂の地帯に、さらに砂の柱を打ち込む工法は
有効だったようです。

新浦安駅周辺でも、駅ビル自体には沈下の被害は見られないものの
周辺の歩道、駅広場は全体に沈下し、
駅ビルとは30センチもの段差が生じていました。

写真での報告です。
なお、前近況報告で、@電話ボックスと記しましたが、
「入船地区の崩れた堤防」の誤りでしたので、訂正し、以下に掲載します。


@新浦安駅前で、傾いた電話ボックス A電話ボックスと歩道


B傾いた家屋 C駅ビルと周辺との段差



近況報告〜地震での液状化現象、浦安市をみてきました  4/22


今回の地震で被災し、市域面積の4分の3が液状化現象を起こした

千葉県浦安市です。西尾でも、かねて、液状化が心配されている折から、
知り合いを訪ね、カメラにも収めてきました。
既に、5週間以上経過していますので、落ち着いてきていましたが、
とりあえず、いくつかを掲載します。


@崩れた堤防 入船地区


A外付けの配管で復旧した上水道


B液状化現象で、歩道から突出した下水道マンホール C傾き、陥没した交番


近況報告〜もしもの時にどうすれば良いかを知らせる、国の責任   4/12


「あらゆる危険から身をまもる〜民間防衛」という本を読んでいます。

スイス政府が、全国民に向けて発行している、
さまざまな危機…
各種の災害、テロ、核攻撃、戦争…に遭遇した時のために、民間人が
どのように対処すれば良いかを示したものといいます。

国情の違いはありましょうが、個々人がいかに対応できるのか、
心的にも物的にも、備えができるのか、ごく具体的に書かれています。
放射能の被害についても、むろん触れられており、
地下避難施設のつくりや、避難所には2年分の食料備蓄用意など、
また、瓦礫の下から、被災者を救いだす要領、火災の場合のそれ、
怪我人への救急救命の記載もあります。

編者は、スイス警察で、国内全戸に配布しているそうです。
国民の安全を守る、国の責任として、あらゆる危険の可能性を認め、
そのための情報、対処するための知識を
あらかじめ国民に知らせるためといいます。
いたずらに右往左往させないための判断でもあるのでしょう。
また、国家とても、
どこまでも、国民ひとりひとりまで欠かさず、守りきれるものではない
ということでもありましょう。私は、その点については正しいと思います。
福島原発の収束には、相当に時間がかかることがハッキリしてきました。
翻って、わが国では、
やらなければならない「もしもの時の備え」が
「もしもの時なんてない」んだから、
「備えをすること自体があってはならない」呪縛に
とりつかれていたようです。

またしても、「戦前みたい!」と感じるのは私だけでしょうか!?
最先端科学の世界のはずなのに、
これほど合理性を欠く「危機管理意識」は信じがたいことです。
余震で、他の原発でも非常電源が危ういことがはっきりしました。

改善=「過去のあり方を否定すること」ではありません。
さまざまなことについて、私たちも、速やかに見直しをしなければなりますまい。

「民間防衛」は、このところ、新聞各紙にも紹介され、原書房から出版されています。
この本をどう読むかは、充分に吟味も必要と思いますが、
まずは参考にしたいと思いつつ、読んでいます。

近況報告〜西尾市からも、被災地に職員派遣  4/8


愛知県の市長会からの要請で、県内各市が

被災地に行政職員を派遣することになりました。

西尾市からも2名、税務課の職員が4月半ばからの1か月
仙台市で罹災証明の発行などの業務支援に出るそうです。

派遣期間は、まずは1週間。西尾は第1週と4週を担当するとのこと。
余震もあるなかですが、20代の方たちが志願して下さったそうで
頼もしい限りですが、無理をせずに、
しかし、しっかり働いていただきたいと願っています。

他の専門職については、
統括する各全国組織や団体が取りまとめをしているとのことですし、
市民病院でも派遣の体制を整えているとのこと。
着々と支援が届けられつつあることを喜びます。

いずれ長期戦になることは間違いなく、
やはり都道府県の連携が有効のように思えます。
先方が何を必要としているのか、刻々と動く変化を見定めつつ、
日本中のどこが被災地になっても対応できる危機管理体制が
整えられるよう願ってやみません。

近況報告〜トリプル震災に都道府県の連帯を、原発作業員にはまともな環境を 4/1


「東日本大震災」と名付けられた大地震と津波さらに、原発。

被害状況が明らかになるにつれて混乱が大きくなっています。
情報が交錯し、
不安が増幅する「よくない連鎖」に陥っていることを憂慮します。

とりあえず、ここは、「犯人探し」ではなく、
リスクを低くする努力をするしかないと思います。

責任の擦り付け合いを許さない「リスクマネージメント」を
どう構築するか、を考えていかなければなりませんし
特に、都道府県の役割と連携は重要だと思います。

新西尾市でも、希望者を募って
支援隊を被災地に送れないものかと思います。

今から必要とされる人員はわかっています。行政職員と保健師、保育士も。
また、消防士は引き続き必要ですし、水道・下水道の専門職も。

行政職は、県経由の仕組みができつつあるようですが、
保健師や保育士などもチームでの派遣が出来ればいいのにと
私は願うのですが。

福島第一原発の作業員の作業環境は、
兵站…食料は現地調達すべしという「太平洋戦争の日本軍」と
同じように見えます。
悔しいことに、空母ロナルド・レーガンの乗員室の設備を見ると
その差に愕然とします。

早急に、落ち着いて作業が出来るように、ちゃんと休む時は
休める環境をつくらないと、まともな判断も出来なくなってしまう…
そんなことにならないようにする責任者が、東電にはいないのか!
そんなバカな…と思いながら、
「作業員は毛布1枚にくるまって寝る」という報道に愕然とします。
作業員は駒じゃないし、ロボットでもありません。

大事なところが大事にされていることが判れば、
国民の不安も少しは和らぐのではないかと考え込む毎日です。

近況報告〜合併初日、システムに混乱なし…よかった!!  4/1


4月1日、市役所本庁では、市民課も税務課、福祉、長寿課も

システムは順調に動き、混乱もなく業務を終えました。

やれやれ、一安心です。
午後は混み合ったようですが、私がいた朝方、午前中は平常より
多いという程度で、夜も6時半時点では、どの課も片付けに入っていました。

前日は、最終チェック。
上記はじめ該当課では帰宅したのは、1日の朝4時だとききました。
これほど大急ぎで進めた合併ですが、混乱なく業務が移行できたのは、
職員のみなさんの頑張りの成果!!
大いに敬意を表します。

まさに、これから、長い道のりが始まります。
市長には、性根を据えて、仕事をしていただかなければなりません。
「合併さえできたらオシマイ」ではないですからね。

私も、議員の仕事として、
今年の予算がどのようになっているのか、これから順に、
お知らせをしていきたいと思います。

何が問題で、どうするのがよいか…一般質問では、代案を出しながら
市長の考えを問いましたが、
予算についても、さらに、それを進めていきたいと考えています。
また、このサイトを読んで下さる方たちにも
ご意見をいただきたいと願っています。

東日本大震災で、多くの国民が「国の財政」について
目を向けるようになったと思います。これは幸いです。
自分たちの生活が、税金で賄われていることを理解しつつ、今、どう遣うのが
よいのか、しっかり考えるべき時だと思います。

近況報告〜合併直前の3月議会終わる   3/22


2月15日から始まった議会ですが、37日間の日程が終わり、

すべての議案が可決成立しました。

新年度予算は、「新市財政計画」とは大きく乖離し、
歳入歳出のつじつまは合わせてあるものの、
行財政改革の「ぎの字」も見えず、人件費は増加。
物件費に至っては、半年前の新市計画の50%も増加するありさま。
何とも言いようがない杜撰さです。

市長は、まったく悪びれもせず、
合併プロジェクト責任者は「見通しが甘かった」の一言。
どう甘かったのか、その甘さをどう改善していくのかを
示さぬままの閉会であったこと、議会もそれを容認したままで
合併をただ喜んでいてよいのか、疑問の上にも疑問です。

決定した以上は、いかにして、現状のデメリットを少なくするのか、
金をかけずに、住民サービスを向上させる努力をするのか、
住民に対しても、
「あれもこれも何でもオーケー」などと無責任なことを言わず、
行政のサービス提供の責任は、どこまでなのかを確認すべき時にきていると
私は思います。

今回のような大災害のような未曾有の危機に、
日本の経済自体が揺らぎかねない時期に、こんなに安易に構えていて
よいのかとも思います。
私とて、わが国の底力を信じてはいますが、それには、平和ぼけから脱却
しなければなりますまい。

最終日、大甘の23年度予算には、反対しました。
詳しくは、議会発言のメニューをご覧下さい。

近況報告〜東北関東大震災に思う   3/21


日が経つにつれて、

いかに広範な地域の被災かが判ってきました。
少々の備蓄では、到底、間に合わないことも。
人の力がいかに小さなものか。

今回に限っては、地震対策は
ほとんど役に立たなかったようにも思えますが、
詳しい状況が判断できるのは、まだまだ、これからでしかありません。
瓦礫の片付けは行いつつも、記録を確保していかなければならないでしょう。
その難しさに関係自治体の苦悩はいかばかりかと思います。

被災者の数の多さからすれば、自治体間の連携
いわゆる「まちをあげての疎開」が不可欠です。

愛知県の公営住宅にも、続々と被災者が入居しているとのニュース
国は、原発への対応に手一杯の感もあり。
「県単位」の連携による支援がポイントとなるのではないでしょうか。
西尾市でも、市営住宅3戸が用意できるといいますが、風呂のないのが難点。
どの市町でも、
耐震性に問題があるとの理由で公営住宅が削減されていますが、
これからの住宅のあり方も、民間任せにするのがよいのか…
いろいろなことを、一度立ち止まって、国を挙げて考える時なのかと思えます。

西尾市消防も工作車をもって早々に出動。
その2日後に、防災担当の第2隊が救援に出ましたが、
到着に16時間かかり、思うような動きが取れなかったようです。

義援金は、市役所福祉部でも受け付けています。
日本赤十字社経由で届けられます。

近況報告〜東北関東巨大地震に言葉なく 3/17


私の父親は秋田県の出身なので、縁者は東北に多く、

仙台市に従姉妹が2人いますが、ひとりの安否はわかっていません。
秋田市に住む従姉とは、人づてに連絡がきたところですが、
報道されない地域の被害も相当にあるようです。

これまでにも、集落がいくつも消失してしまう…数万人単位の災害が
ニューオリンズでも、チリでも、インドネシアでも、
そんな事象があったことを私たちは知っているはずなのに、
実は、判ってはいなかった…そんな気がしています。

重ねて、原子力発電所の放射能放出も…レベル6とされたそうですが、
「異火」と表現されるように、人の力の限りを感じずにはいられません。
しかし、まさに、
この国の危機管理能力が試されているのだと思います。

議論も何もなく、党利党略以下の愚かしいやりとりの国会が
ここで、国民に目を向けなければ、この国の再生はありません。
現時点での政府の発信力に、どれほど力不足を感じても、ここは、辛抱しつつ
次への着実な展開を待ちたいと思います。

できるなら、例えば、道路や港湾の復旧について
「今、ここを、こういう方向で復旧させている。いつまでに、どういう
見通しであるか」
「何日の時点で、どこまでがどうか…」
物資、医薬品やガソリン等の調達に関しても、
「誰が、どういう指示を出して、どこが、どういう調達を指示、手配しているか」
「基地をどこに置いて、どのように配給することを目指しているか」
といったプレゼンがあれば、
要は、わずかでも先の見通しがあれば、混乱が軽減されるのではないかと思えます。

そう感じていたら、ようやく、情報が出てきました。
救助側も精一杯やっていることは、よく判ります。
考えていた以上に、早い輸送路の復旧だとも思います。
その意味で、統括本部の発表も重要ですが、
国土交通大臣なり、厚労大臣なりが、もっと前面に出てきて
関係機関への指示や連携を、国民に見える形にすれば、落ち着きが
出てくるのではと感じるのは、私だけでしょうか。

いずれにしても、多くの方々の無事を祈るばかりです。

近況報告〜企画総務委員会での質疑    3/14


3月議会での条例審査、予算審議が先週までで終わり、

22日の最終本会議を残すだけとなりました。
先月の15日から長い長い日々、タイトな日程でしたが、それでも、
時間はとてもじゃないけど足りません。

合併に賛成の議員は、ほとんど質疑をせず、
「黙って通すのがよい」と言わんばかり。
熟議には程遠く、充分な議論まで辿り着けなかったもどかしさが一杯です。

災害は天災に止まりません。
政治の機能不全は、住民にも大きな負担を強いることになります。
こんなにも乱暴が通用するなら、
あまりにも優しい住民が多いってことでしょうか。

企画総務委員会での主な質疑は、以下の通りです。
少々長くなりますが、掲示します。
これらに、再質問、再々質問・・・と続けました。
他の議員への関連質問も可です。
傍聴して下さるなら、ホントは委員会です。

23年度一般会計予算
≪歳入≫
1款 市税
2項1目固定資産税 1市3町別の対象数と調停見込み額。現年課税分と滞納繰越分
それぞれの状況如何(p16/17)3町の各収納率如何
同 3目軽自動車税 同上(p18/19

15款県支出金
4項1目市町村権限委譲交付金216万2000円の詳細如何(p52/53)

16款財産収入
1項1目財産貸付収入 986万円は前年423万4000円の倍増だが、事情如何(p61)

20款諸収入
5項雑入7目雑入 企業職員退職手当負担金3350万5000円の詳細如何

≪歳出≫
2款 総務費
1項総務管理費1目一般管理費

13節委託料 ・施設維持管理委託料1億1431万円余の積算根拠如何(p76/77)
・複写機管理事業2589万5000円の詳細如何。3町の契約如何。
まとめることでの節減は図られているのか。

14節使用料及び賃借料
・敷地借上料2071万5000円の詳細如何(p78/79)

15節工事請負費
・庁舎施設整備事業の詳細如何(p79)
2目防災費 自主防災組織支援事業2058万4000円のうち、市民消火隊にかかる
ものはどのようか。
市民消火隊の女性隊員の状況如何(p80/81)

15節工事請負費 福祉避難場所非常用発電機設置工事70万4000円の詳細如何
          (p82/83)

4目広報広聴費11節需用費 広報にしお発行事業4676万9000円の詳細如何(p85)
13節委託料 外国人向け情報誌翻訳委託料7万2000円の詳細(同)
前年のポルトガル語ホームページ作成事業は継続されているのか

5目人事管理費25節積立金 職員退職手当基金積立事業3392万4000円は、少額
すぎないか。どのような計画なのか(p86/87)
一色町長の退職手当金は西尾市負担となるのか
同     職員研修事業では、どのような充実を図るのか(同上)

10目電算管理費 あいち電子自治体推進協議会負担金1249万円だが、施設予約
状況は改善されるのか(p97)

14目市民協働費 市民活動支援にあたって、社会福祉協議会に委託する事業の状況
p101)
同       男女共同参画推進事業36万6000円で充分か(p101)

13節委託料 地域振興活動事務委託料の詳細、積算根拠如何(p103)

15目離島振興費13節委託料 地域活性化プロジェクト事業委託料1312万5000円の
詳細、積算根拠如何(p105

2項 徴税費
2目 収納事務費 収納体制の強化の状況如何(p118/119)。名寄せ等、他の税の
徴収の連携如何。

3項1目戸籍住民基本台帳費13節委託料 住記システム外国人情報連携改正対応
業務委託料997万5000円の詳細如何
法改正対応業務委託料637万2000円の詳細

4項選挙費 職員他手当の支給状況如何(p126/127)
同3目市議会議員増員選挙費 3町での選挙立会の態勢はどのようか(p128/129)

9款1項常備消防費
1目常備消防費 消防車両管理事業1651万4000円の詳細如何(p274/275)
2目非常備消防費 消防団の出動状況の詳細、分団員各人の年間出動回数、
時間等詳細。
         各分団詰所の所在地と維持管理の状況等詳細如何
         各分団員で、当該町内に在住または勤務する者の数はどのようか。
3目消防施設費  消防車両整備事業7877万3000円の詳細、配備計画はどのようか。
         水警防団の出動状況如何(p280/281)

<新市財政計画と23年度予算性質別歳出額との乖離について>

<地方債>
地方債現在高の状況、返済計画の詳細について              

<人事管理について>
@     臨時職員の人数と賃金合計額
A     現業職員の現況及びこの5年間の推移について              他

近況報告〜本会議での予算質疑は夜中の1時過ぎまで  3/1


28日、市長の施政方針演説に対する代表質問が行われた後、

23年度予算案の概要説明が行われ、
その予算517億円に対する質疑を行いました。

以前から、お知らせしてきたように、多数派の議員たちが、
予算特別委員会を設置する必要はない、それほど拘ることがあるのか…と言い、
今回の予算をそれほど軽く考える感覚が理解できません。
3町の状況はどのようか、対象数などうか、これまでの施策に違いがあるのか等々、
大盤振る舞いの予算で、予定よりオーバーしてないか、行革は進められているのか、
確認すべきことは一杯あるはずなのに、みんな、聞かなくても全部了解してる??

委員会では、自分の担当する部分しか質問できないことになっていますから、
それ以外の分は、本会議でやるしかありません。
最も、これこそ「本会議主義」ですから、
本会議での質疑は、議員の当然の権利であり、責務です。

あらかじめ質疑の内容を通告したうえで、5議員がそれぞれに登壇。
やりとり3回までの制限(変なルール)の中、15から60問を質しました。
のりこは、他議員とダブった部分を除いて、50問ほど。
2時間かけて、再質問、再々質問と重ねました。

本会議では、部長しか出席していないので、直接の担当者が答弁できません。
委員会なら、それが可能だったのですが…。
ともかく、精一杯です。にも関わらず「さっさと済ませろ」なんてヤジが…
終わったのは0時をまわり、1時15分となりました。

日程では、質疑がたくさんあった場合は、翌日に回せるよう予備日を
設けてあったのですが、
杉崎議長も議会運営委員会の新家委員長も、やりたくなかったようです。
議会に、「言=ごんべん」がなくなったっら、みんなクビですよね〜。

質疑内容は「その2」をご覧下さい。
10日に行われた企画総務委員会の質疑は、次回に掲載します)

近況報告〜夜中の1時過ぎまで その2 のりこは何を質疑したか


ちょっと長くなりますが、質疑項目を列挙します。()内は予算書のページです。

これ以外にも、訊きたいことは沢山ありましたが…
関心がおありの方は、今月末には、市役所西玄関の情報コーナーに
「23年予算書」が置かれるはずですから、どうぞ、それをご覧下さい。
(予算書は、款・項・目・節という区分があるので、それに従って掲載しています)

≪歳入≫
13款 使用料及び手数料1項使用料(p31)
7目土木使用料 住宅使用料1億7185万円余の詳細如何

15款 県支出金2項県補助金
2目民生費1節 社会福祉費補助金
介護基盤緊急整備等臨時特例基金事業補助金9000万円の詳細如何(p45)

3目衛生費 愛知県地域自殺対策緊急強化基金市町村等事業費補助金272
8000円の詳細如何(p47)

4目農林水産費 県補助金
地籍調査事業費補助金338万2000円の詳細如何(p49)

20款 諸収入3項貸付金元利収入
3目商工費 貸付金元利収入5億1000万円は、前年比1億円の減だが、
その理由如何(p59)

5項雑入
7目雑入  職員駐車場利用料534万7000円の詳細如何(p61)
配食サービス負担金の詳細(p63)

≪歳出≫
3款民生費
1項社会福祉費
□2目障害者福祉費 3障害者自立支援事業13億2357万円余の詳細(p141)
主な事業はどのようか。支給水準等、従前の3町事業との違いはないものと
思うがどうか。施設入所の状況、居宅生活者の数等状況、独居での居宅生活
者への支援の状況はどのようか(支援時間数の決定等)

3目老人福祉費
・ねたきり老人等援護事業(p145)
・緊急通報システム設置事業1661万8000円の詳細
(3町との違いの有無等)
・住宅改修助成事業1241万8000円の助成基準の詳細如何
・配食サービス事業2216万8000円の詳細如何
・介護職員処遇改善等臨時特例基金事業費1980万円の詳細如何 
どの程度の処遇改善が見込まれるのか(p147)
・離島福祉サービス利用者助成事業115万1000円の詳細如何(同上)

7目後期高齢者医療費13節委託料 
特定検診委託料4769万5000円の詳細如何。対象者数の特定と検診内容
の見直し等は考えているのか。3町の状況如何(p156)

2項児童福祉費
2目保育園費
13節委託料(仮称)子ども発達支援事業委託料800万円の詳細如何
p167)
・第三者評価事業委託料131万3000円の詳細如何(同上)

3目家庭児童支援費  
・合併に伴い、家庭児童支援事業は、どのように事業拡大されるのか。
詳細如何(p168)
・地域子育て支援拠点事業8338万円の事業の詳細如何(p169)
・ファミリー・サポート・センター事業602万4000円の事業内容如何。
合併に伴って事業の拡充が期待されると思うがどうか(同上)
・療育センター運営事業の詳細如何 合併に伴う状況等(同上)

3項生活保護費
1目生活保護等総務費1億1451万9000円 民生委員の選任、活動等の
詳細如何。合併に伴う職務等変更の有無や改善等はどうか(p173)

4款衛生費
1項保健衛生費(p176
・合併に伴う保健衛生事業、また、保健センターの業務状況は、どのように
なるのか詳細如何。特に新年度、力を入れる点はどのようか

6目休日診療所運営費 休日診療所の運営体制について、改善点、また、力を
入れる点等はあるか(p182)

2項清掃費
2目塵芥処理費(p196
・集団回収推進事業2345万円の事業内容、合併に伴う変化等詳細如何
・ペットボトル等回収事業1730万5000円の事業内容、合併に伴う変化
等の詳細

4目ごみ処理費(p200)
・不燃物埋め立て事業 佐久島埋立場管理運営事業の詳細如何

3項上水道費(p212)
1目上水道総務費5144万5000円 離島水道対策事業として、南知多水道
事業会計に負担金として支出しているが詳細如何。

6款農林水産費1項農業費
1目農業委員会費 農業台帳電算化事業694万4000円の詳細(p217)

7款商工費1項商工費
1目商工振興費 21節貸付金5億1000万円のうち
・商工業振興資金2億円は、前年度4億円の半減だが、その事情如何
(p233)
・西尾市中小企業経営安定資金預託金3億円で、前年より1億円増と
なっているが、事情如何。合併によって支給範囲の拡大はどうか。
これらで充分か。

8款土木費1項土木管理費
1目土木総務費 5.官地拝借地事業100万円の詳細如何(p241)

2項道路橋梁費
1目道路維持費 1.道路維持改良事業(町内会)の詳細如何。
合併によって、町内会からの申請方法等はどのようになるのか(p243)

□3項河川費/4項港湾費(p248250
・合併による市域拡大で、維持管理が必要となる河川・港湾・堤防の延長等
はどれほどとなるのか。4市町それぞれでどのようか。
・用水や樋門、港湾等でのゴミや流木等の処理はどのようになされるのか。

1目港湾管理費 3.海岸保全施設改修事業990万円の詳細如何(p253)

5項都市計画費
2目街路事業費3億2634万4000円の詳細如何(p254)
・合併による拡大で、維持管理が必要となる街路延長、植栽等はどれほどと
なるのか。4市町夫々でどうか。
・地域性に合った植栽が必要であり、市では順次、調査・改善を図っている
が、3町の現状はどうか。

3目公園費3億8327万円余の詳細如何(p256)
・合併による拡大で、維持管理が必要となる公園等はどれほどとなるか。
4市町それぞれでどうか。

・現在、3町それぞれで計画されている大規模公園はあるか。それらの
状況はどのようか。23年度の予算に反映されている部分はあるか

10款教育費(p282)
□合併によって、統括する分野が拡大するが、学校関係における概要はどのようか。
3町との教育政策の違いは尊重しながら進められるものと思うが、予算上で留意した点如何。


□教職員の増大、非常勤・臨時雇用等も含め多数の職員を抱えることになるが、
今予算上で配慮した点如何。


1項教育総務費
3目教育指導費 
・いじめ・不登校等対策事業3276万5000円の詳細如何(p287)
・特別支援教育推進事業212万6000円の詳細如何(p287)
・発達障害研究推進事業2174万4000円の詳細如何(p289)
・学校図書館活用推進事業1410万1000円の詳細如何(p289)
・特別支援、発達障害等、3町との連携調整の状況はどのようか。
・各学校でのメンタルケア相談は、どのようになるのか。
・「子ども読書推進計画」は再策定の時期にきていると思うがどのようか。
・小中学校ともに増加する中で、学校図書館支援センター機能は強化され
るのか。
・学校図書館のデータ管理システムはどのようか。合併によって統合され
たのか。互換性等、利便性の向上はどのように図られるのか。

4目給食センター費5億5900万8000円であるが、各センター事業の詳細
如何(p290

2項小学校費/3項中学校費(p294298
□耐震診断の状況、耐震工事の必要性の状況如何
□西尾市においては、平成19年に学校施設等マネージメント調査が行われているが、
その内容の進捗状況はどのようか。


5項社会教育費
1目社会教育総務費
・ 吉良町公共施設管理事業4230万3000円の詳細如何(p307)

12目図書館費(p322)
・本館と分館の現況はどのようか。合併による効果はどのように図られるのか。
・分館でのレファレンスの状況など詳細はどうか。各種システムの統合の
状況はどのようか
23年度の蔵書増は、どのように図られるのか
            他


近況報告〜議会で言論を封じていいのか!?  3/1


合併後の新年度予算は、一般会計が約518億円

国保や介護保険、下水道など7特別会計が308億円
そして、
市民病院や水道事業、一色の渡船事業など企業会計が150億円。
合併前の600億円から一挙に976億円に増えました。

3町の議員は、この予算質疑には参加することができません。
今回、私たちには彼らの分も働く責任があったはずとの思いからも、
慎重かつ充分な審議を求めたわけです。

質疑項目を減らせだの、短くしろだの、度々のヤジや杉崎議長の妨害にもめげず
5議員が、それぞれ10〜60問ずつ
予算の積算根拠、内容等について質しました。

冒頭に、議長が、「質問は一度に全部行うように!」というので、のっけから紛糾。

本会議での質疑には、3回までという制限があります。
なので、
フツーは4〜5問ずつ質問して、答弁し、
再質問、再々質問を続けるのですが、50問も60問も続けてしまうと、
聴く側(傍聴者はもちろん、執行部にとっても)も何がどうだか、
分らなくなってしまいますし、実質的に議論になりません。
答弁漏れもしょっちゅうになって、質疑に集中できない弊害がでるのです。

紛糾の末に、再度、議会運営委員会が開かれ、5〜10問ずつに行うことに
なりましたが、姑息な妨害以外の何物でもありません。
なぜなら、
西尾市の分については、おおよその事業内容も対象者数もわかっていますが、
3町の状況はわかりませんので、それらも確認しなければなりません。
例えば、市営住宅の管理について言えば、
3町の(これまでの町営住宅の)戸数も、現状もわかりません。
ほとんどの事業について、1市3町のそれぞれの内容を訊いて、そのうえで
予算額の是非を判断する必要があります。
3町独自の事業については、もちろん、詳しい内容をきかないと判りませんでしょ。

しかし、
清明会・新生西尾の両会派は、内容を全部おわかりのせいか、当日の質疑はゼロ。
もっとも、合併協議会でも、ほとんど質問はされませんでしたからね、
合併には無条件で「賛成」イコール「言うことなし」???

いいえ、それは違うでしょと、のりこは思うのです。
合併は決まったのです。ならば、なおのこと、
住民にとって、新年度をより良い内容にするためには、予算審議には、
充分に時間をかけ、丁寧な議論が欠かせないと、私は思います。
モノを言わない「総与党状態がいい」というなら、『議会はいりません!!』
「働かない議会」が、今、全国で批判の的になっていようが
「そんなのカンケーねぇ!!」というなら立派なもんです。
質疑の内容は、
ホームページの「議会議事録」に全文が掲載されますので、どうぞ、ご覧下さい。
アップに時間のかかる(約2か月)のが難点ですが、
極力早い更新を要望しています。
なかなか早くならないので、みなさんからも、議会事務局長に要望して下さい。

とりあえず、私の質疑事項を掲載しますね。ちょっとたくさんありますが、
10日に行われる担当委員会の「企画総務委員会分」は、その時にできるので、
質問項目から抜いてあります。
それ以外の「経済建設委員会」「厚生教育委員会」の2委員会に関する分です。

近況報告〜本会議場での予算質疑  3/1A4 5頁分あり)


≪歳入≫


13款 使用料及び手数料1項使用料(予算書p31)
7目土木使用料 住宅使用料1億7185万円余の詳細如何

15款 県支出金2項県補助金
2目民生費1節 社会福祉費補助金
介護基盤緊急整備等臨時特例基金事業補助金9000万円の詳細如何(p45)

3目衛生費 愛知県地域自殺対策緊急強化基金市町村等事業費補助金272万8000円
の詳細如何(p47)


4目農林水産費 県補助金
地籍調査事業費補助金338万2000円の詳細如何(p49)
(全体の規模や、どういう基準で金額が決定されているのか、県や近隣と
の連携、事業推進の上での県の新たな制度や事業などがあるのか、継続
か単年度事業なのか)

20款 諸収入
3項貸付金元利収入
3目商工費 貸付金元利収入5億1000万円は、前年比1億円の減だが、
その理由如何(p59)

5項雑入
7目雑入 職員駐車場利用料534万7000円の詳細如何(p61)
配食サービス負担金の詳細(p63)

≪歳出≫

]3款民生費
1項社会福祉費
■2目障害者福祉費 3障害者自立支援事業13億2357万円余の詳細(p141)
主な事業はどのようか。支給水準等、従前の3町事業との違いはないもの
と思うがどうか。施設入所の状況、居宅生活者の数等状況、独居での居宅
生活者への支援の状況はどのようか(支援時間数の決定等)

3目老人福祉費
3.ねたきり老人等援護事業(p145)

■緊急通報システム設置事業1661万8000円の詳細(3町との違いの

有無等)
■住宅改修助成事業1241万8000円の助成基準の詳細如何

15.配食サービス事業2216万8000円の詳細如何

17介護職員処遇改善等臨時特例基金事業費1980万円の詳細如何 
どんな処遇改善が見込まれるのか(p147)

21離島福祉サービス利用者助成事業115万1000円の詳細如何(同上)

7目後期高齢者医療費
13節委託料 特定検診委託料4769万5000円の詳細如何。
対象者数の特定と検診内容の見直し等は考えているのか。
3町の状況如何(p156)

2項児童福祉費
2目保育園費
13節委託料(仮称)子ども発達支援事業委託料800万円の詳細如何(p167)

■ 第三者評価事業委託料131万3000円の詳細如何(同上)

3目家庭児童支援費  
合併に伴い、家庭児童支援事業は、どのように事業拡大されるのか。
詳細如何(p168)

■4.地域子育て支援拠点事業8338万円の事業の詳細如何(p169)

■5.ファミリー・サポート・センター事業602万4000円の事業内容如何。
合併に伴って事業の拡充が期待されると思うがどうか(同上)

6.療育センター運営事業の詳細如何 合併に伴う状況等(同上)

3項生活保護費
1目生活保護等総務費1億1451万9000円 民生委員の選任、
活動等の詳細如何
合併に伴う職務等変更の有無や改善等はどうか(p173)

4款衛生費
1項保健衛生費(p176
合併に伴う保健衛生事業、また、保健センターの業務状況は、どのように
なるのか詳細如何。特に新年度、力を入れる点はどのようか

■6目休日診療所運営費 休日診療所の運営体制について、改善点、また、
力を入れる点等はあるか(p182)

2項清掃費
2目塵芥処理費(p196
4.集団回収推進事業2345万円の事業内容、合併に伴う変化等詳細如何

5.ペットボトル等回収事業1730万5000円の事業内容、合併に伴う
変化等詳細

4目ごみ処理費(p200)
3.不燃物埋め立て事業 佐久島埋立場管理運営事業の詳細如何

3目上水道費(p212)
1目上水道総務費5144万5000円 離島水道対策事業として、南知多水道事業会計
に負担金として支出しているが詳細如何。


6款農林水産費
1項農業費
1目農業委員会費 農業台帳電算化事業694万4000円の詳細(p217)

7款商工費
1項商工費
1目商工振興費 21節貸付金5億1000万円のうち

■1商工業振興資金2億円は、前年度4億円の半減だが、その事情如何
(p233)

2.西尾市中小企業経営安定資金預託金3億円で、前年より1億円増
となっているが、事情如何。合併によって支給範囲の拡大はどうか。
これらで充分か。

8款土木費
1項土木管理費
1目土木総務費 5.官地拝借地事業100万円の詳細如何(p241)

2項道路橋梁費
1目道路維持費 1.道路維持改良事業(町内会)の詳細如何。合併によって、
町内会からの申請方法等はどのようになるのか(p243)

3項河川費/4項港湾費(p248250
合併による市域拡大で、維持管理が必要となる河川・港湾・堤防の延長等は
どれほどとなるのか。4市町それぞれでどのようか。

■用水や樋門、港湾等でのゴミや流木等の処理はどのようになされるのか。

1目港湾管理費 3.海岸保全施設改修事業990万円の詳細如何(p253)

5項都市計画費
2目街路事業費3億2634万4000円の詳細如何(p254)
■合併による拡大で、維持管理が必要となる街路延長、植栽等はどれほど
となるのか。4市町それぞれでどうか。

■地域性に合った植栽が必要であり、市では順次、調査・改善を図っている
が、3町の現状はどうか。

3目公園費3億8327万円余の詳細如何(p256)
・合併による拡大で、維持管理が必要となる公園等はどれほどとなるか。
4市町それぞれでどうか。

■現在、3町それぞれで計画されている大規模公園はあるか。それらの状況
はどのようか。23年度の予算に反映されている部分はあるか

10款教育費(p282)
■合併によって、統括する分野が拡大するが、学校関係における概要は
どのようか。3町との教育政策の違いは尊重しながら進められるものと
思うが、予算上で留意した点如何。

■教職員の増大、非常勤・臨時雇用等も含め多数の職員を抱えることになるが、
今予算上で配慮した点如何。


1項教育総務費
3目教育指導費 

■いじめ・不登校等対策事業3276万5000円の詳細如何(p287)

■特別支援教育推進事業212万6000円の詳細如何(p287)

■発達障害研究推進事業2174万4000円の詳細如何(p289)

■学校図書館活用推進事業1410万1000円の詳細如何(p289)

■特別支援、発達障害等、3町との連携調整の状況はどのようか。

■各学校でのメンタルケア相談は、どのようになるのか。

■「子ども読書推進計画」は再策定の時期にきていると思うがどのようか。

■小中学校ともに増加する中で、学校図書館支援センター機能は強化されるのか。

■学校図書館のデータ管理システムはどのようか。合併によって統合されたのか。
互換性等、利便性の向上はどのように図られるのか。


4目給食センター費5億5900万8000円であるが、各センター事業の
詳細如何(p290

2項小学校費/3項中学校費(p294298
■耐震診断の状況、耐震工事の必要性の状況如何
西尾市においては、平成19年に学校施設等マネージメント調査が行われているが、その内容の
進捗状況はどのようか。


5項社会教育費
1目社会教育総務費
吉良町公共施設管理事業4230万3000円の詳細如何(p307)

9目歴史公園費
13節委託料2100万円は、前年委託料1425万8000円の5割もの
増額だが、その事情如何(p318)

12目図書館費(p322)
■本館と分館の現況はどのようか。合併による効果はどのように図られるのか。

■分館でのレファレンスの状況など詳細はどうか。各種システムの統合の
状況はどのようか

23年度の蔵書増は、どのように図られるのか。現況はそれぞれどのようか。
以上
 まだまだ、確認したい事柄はありましたが、来週7日から始まる委員会で
  再度、質問する予定です。

近況報告〜活発な議論を望まない「議員たち」 2/24


多くの自治体では、予算は予算特別委員会が構成され、何日もかけて

集中審議をします。
市長側も、課長レベル直接の予算編成者が出席して説明する場なのです。
何しろ、今回は、一般会計で517億円、
特別会計も合わせると976億円。これまでの5割増しにもなる膨大な額です。

また、市と3町では、さまざまに制度もやり方も違う点もありますし、
渡船事業など、市にはなかった企業会計もあるなか、
大急ぎで進められた合併ですから、充分なすり合わせが出来ているか?
3町でも良い政策が消されてしまってはいないか?
バランスの良い予算配分になっているか?
に注意しながら、
3000近くに及ぶ事業が、どのように組み立てられているか
詳しい説明を求め、その是非についても質す場、
いわば、今、議員としての一番の働く場なのです。

どうぞ、傍聴に来て下さい。市民の関心がないままでは、
市長の「思うつぼ」。合併して、どうするのかを聞いて下さい。
もっとも、
こういう時こそ、平日の真昼間じゃなくて、夜や土日に議会をやるなのですが、
賛同者は少数なのが悔しい限りです!!

それと、もう1つ。
半数の議員が、今予算の審議を軽んじ「議論を望まない」でいるのが問題。
今回、
半数の議員が「予算特別委員会」の設置。全議員での審議を求めたのに、
清明会・新生西尾の2会派が反対。
これまで通りでよしと、決めてしまいました。

従前の審議では、3常任委員会の担当別に予算を分割するので
自分の所属委員会の分しか質疑ができません。

委員外議員としての質疑はできますが、正規委員の発言がすべて
済んでからしか認められないので、議論形成には至りません。

決算の時はいつも「決算特別委員会」を設置するのですから
予算も同じにすればよいだけだのに、なぜ、両会派が「いやがるのか」
私には、さっぱり判りません。

「合併後、初の予算なのだから、十二分に議論し、審議する責任」
があるはずなのに、
議長はじめ多くの発言のはしばしに、簡単に短く済ませようという意図が
感じられて、憤りを覚えます。

特に、3町の議員は、この予算審議には参加しないことになっているのです。
私は、意見交換位はあってもいいのにと思いますが、そうした機会も
ありません。
3町では、何が問題か、どういう点に配慮してこれまでの予算を考えてきた
のか、相互に理解し合うことこそ、新市住民のためだと思うのですが…。
面子ばかりにこだわって、実を求めようとしない世界なんだなあと、
私は、しみじみ、こういう時に感じます。

とりあえずの私の対策としては、記録が残っている一色町と幡豆町の
昨年の決算委員会議事録を読んでおこうと思っています。

先日の朝日新聞では、「全国の議会の働きアンケート」が載っていました。
首長のいいなりで「イエスマンばかりの議会」が多いこと多いこと。
そんなことだから、名古屋市の市議会リコールが通るんだ!と言われます。
何とも情けない話。でも、その数字を見れば納得せざるを得ない現実でしょう。

「西尾市議会がアンケートにどう答えたか」は、次の機会に、また。

なお、3常任委員会の日程は各10時から。7日(月)に経済建設委員会・
9日(水)厚生教育委員会・10日(木)企画総務委員会(規子所属)です。

本会議以外の予算審議の委員会日程  2/22


2日・4日は、一般質問です。

13人が登壇して、新年度の政策などについて、自分の考えを入れながら
質問、内容は以下の通りです(敬称略)。登壇時間問合せは事務局56-2111へ。

2日は、@田中弘  新西尾市の地域活性化策について
    A工藤光雄 新西尾市における行財政改革について
    B大竹忍  合併時の本庁舎における市民サービスについて
          朝の館内放送について
          高齢者の生活支援について
    C筒井登  合併後の西尾市について
    D鈴木亨  市道中畑102号線の市道建設について
          新西尾市におけるビジネスホテルの誘致について
          同   企業誘致について
    E鈴木規子 行財政改革大綱と実行計画について(前々回の近況に有)
    F稲垣正明 スタートする新学習指導要領について
          今後の農業政策のあり方について
          子どもたちのスポーツ育成の充実について

4日は、@小林敏秋 合併後の新西尾市の財政計画について
          同   人材の活用について
          平坂入り江のヘドロ対策について
          雨水対策について
    A安藤好実 行政のありかたと方向性について
    B広中利臣 仮称「きららの里」構想について
          新西尾市合併記念事業・行事について
          教育立市について
          自治体クラウド導入等について
          電気自動車充電器設置等について
          緊急医療用テントについて
          国際森林年等について
          世界化学年等について
    C牧野次郎 「聞こえ」のバリアフリーについて
          高すぎる国民健康保険税の軽減について
          住宅リフォーム助成制度の実施を
          合併新市の消防行政について
    D牧野勝子 市民病院の2交代制看護について
          矢田小学校の校舎増築について
    E長谷川敏廣 幹線道路の整備について
           県道西尾循環戦線の御城下交差点から山下町交差点
           までの混雑緩和のための取り組みについて

近況報告〜3月議会「行財政改革大綱と実行計画について」を質問 2/15


3月2日の一般質問では、新市で進めるという

「行財政改革大綱と実行計画について」、以下の14項目を質します。

6番目ですので、登壇は、午後4時半前後になろうかと思います。
(午前10時から、制限時間60分以内で順次登壇し、1時間毎に10分の
休憩が入ります。登壇時間に長短があり、12時〜1時の昼休憩をはさむ
ため、おおよその開始時間です。どうぞ他の議員の質問も傍聴して下さい)
「合併は究極の行財政改革である」として合併を進めた当事者として、
考え方を具体的に示していただきたいと考えています。
どうぞ、お出かけ下さい。

1)定員管理の適正化はどのように進めるのですか

2)ごみや給食などの現業職員をなくして、
  民間委託を進めるとききますが
、そうですか

3)ごみや給食などを全部、民間に委託するのではなく、
  従前計画通り、
直営と民間半々で進めるべきではありませんか

4)現業部門を官民半々にするのは、従前、
  東南海地震などの災害時に直営
で対処する必要があるためと
                         されてきました。
  全部民間では、非常時に
対処できないのではありませんか

5)全部民間にした場合、将来、カルテルなどが生じる危険があり、
  結局、
経費が高くつく事例が全国で相次いでいますが、
                        承知していますか


6)ごみや水道など部門によっては民営化を進めた結果、
  他市では、技術の伝承が失われる危険があるとききます。

  本市では、これをどう考えるのですか


7)安易に民間委託を強行するよりも、現業職の給与水準の見直しや
  ワークシェアリングなどの手法を検討するべきではありませんか


8)年間1億円もの経費を要する消防団にあっては、
  
  人数や経費を削減して、その分、正規消防職員を増やし、
  地域での雇用の機会を増やすことを
考えるべきではありませんか


9)ワークシェアリングは、どのように進めていくのですか。

  例えば、副市長を庁内若手から抜擢すれば、職員の新規採用を
  増やすことも可能ですが、どうですか

10)愛知県でも名古屋市でも首長・職員の給与削減が進められています。
   
   市長は臨時職員を100人も首を切ったうえ、
   さらに行革を進めるならば、
その範を示すべく、

   自らを含め特別職の報酬を半減するべきではありま
せんか


11)「事業仕分け」を行うといいますが、
                 具体的にどのように進めるのですか

12)仕分けには、聖域を認めないものと思いますが、そうですか

13)「仕分け人」は、当然、外部から、また、
   市民の参画も得て進める
べきものと思いますが、どうですか

14)具体的な結論は、23年度のどの時期に出すのですか


近況報告〜連合議会では「上水道の地震対策」を質問 2/8


連合も、4月1日の合併で、新西尾市に統一されますので、

今議会が、最終議会となります。
そこで、これまで、連合議員になるたびに質問を続けてきた
「地震災害時の対策」について、15項目を質します。

前回質問は平成17年でしたので、その後の改善、事業進捗なども
ありましょうし、
平成19年には「地震防災施設整備計画」も作成されていますので、
それらの内容を踏まえて、
現状を確認し、新市に活かしていきたいと願うものです。

質問は、2月22日(火)午前10時から、吉良町のクリーンセンター3階。
質問者は、私ひとりのようですが(残念…)、どうぞお越し下さい。

<議題1.上水道の地震災害時の対策について>

1) 配水池等、各施設の耐震化の状況は、どのようか

2) 水道管の耐震化率は、どれほどか

3) 法定耐用年数を超えた老朽管の割合である「経年化率」は、
どのようか

4) 災害時に給水可能な応急給水支援設備(県水)は、西尾市内8カ所、
吉良町で1カ所だが、現状で十分なのか

5)  一色町・幡豆町でも、給水可能な施設整備はどのようか

6)  被災直後に必要な仮設給水栓はどのように整備されているのか

7)  平成19年に策定された「地震防災施設整備計画」では、一色町、
吉良町、幡豆町には飲料水兼用耐震性貯水槽が必要とされているが、
それぞれどのようか

8)  民間も含めて、飲料可能な井戸の所在の把握が必要と思うがどうか

9)  広域連合には、給水車が1台、給水タンクは5基のみであり、
西尾市・吉良町が保有する給水タンク12基もそれぞれ1〜
1.5立方メートルだが、これで十分と考えるか

10) 西尾市民病院へは、直接給水が可能ときくが、病院敷地内で取水
できるのか

11)市民病院以外への医療機関への給水体制はどのようか

12)定員適正化計画よりも早いペースで職員の減員が進んでいるときくが、
災害時の統括に困ることはないか

13) 平常時にも災害時にも非常に有効な「上水道管理システム」導入を
平成21年度に検討するとされていたが、現状はどのようか。経費は
どれほどと見込んでいるか

14)「地震防災施設整備計画」は、総事業費150億円、平成32年までの
計画であり、新市に受け継がれるものと思うがそうか

15)同計画では、事業優先度の高い順に、今後5年間に80億円が必要と
きくがそうか。その内容はどのようか

近況報告〜今年の3月議会は特別に、2週間早く始まります   2/4


3町も併せた予算の審議のため、この3月議会は通常より2週間早く、

この15日から始まります。

初日は10時から、榊原市長の「施政方針演説」が行われます。
ここで、
「新西尾市をどのように運営していくのか、
23年度の主要施策の内容は、どのようか」が
発表されることになります。

先週、東京で行われた研修会で、来年度の国の予算編成の概要を聴きました。
そう、今、まさに開会中の通常国会で審議されている内容です。
3町が「減らされる、減らされる…そうなる前に合併を!」と言っていた
地方交付税は、来年度も今年に続いて増額されることなりそうです。

小泉内閣の時の交付税の大幅減額に、全国の自治体から大ブーイングが起きたことは
みなさんもご存じだと思います。
「平成の大合併」を推し進めるための国の策略、いわゆる「ムチ」ですよね。
それで、
「国から金が来なくなる不安」に駆られた自治体がバタバタと合併したものの、
そんなにギリギリと締め付けがきくわけもなく、
10年前に合併した市町村からの恨み節もひきもきらず、
22年度は、たしか、1兆8千億円もの増額でしたし、実際、23年も
増やされそうです。
(全国の自治体に対し、平均的標準的な住民生活を営めるように、国が国税を分配して
足りない分を補うのが、今の地方交付税制度なのですから)

まるで「狂想(走?)曲」…でしたねえ〜、
そんな風に自治体を振り回し、走らせる「国」に怒りを禁じえませんが、
走る方も走る方…とも言えます。

さて、今度の施政方針演説はどのような内容になるのでしょうか。
多くのみなさんに傍聴していただきたいと思います。
(市長にお任せ、議会にお任せじゃダメですよ…)
施政方針演説に対する議員からの「質問」は、28日10時から行われる予定です。

近況報告〜「16歳市長、『まち』を変えた」子どもたちの政治参画1/7


千葉市が、市の子ども交流館で行っている

「小中学生が模擬の店や公共機関を会場につくって大人の生活を実演し、
実社会を学ぶ『まち』をつくり、
そのまちづくりを通して、子どもたちに行政に対する声をあげてもらう」
という政治参画の試み。
30年ほど前、ドイツで始まり、日本でも行う自治体が増えたといいます。

一昨年の春、26の店や機関と「市民」400人が参加して実施。
市長(任期1年)選挙も行われたそうで、この時、市長になったのが
千葉市立高校3年の内海菜々花さん。

「まちをもっと大きくして、全国に知らせたい」と訴え、
他の候補3人を抑えて当選。
「大人は携帯電話が危ないというけど、子どもが使う施設に公衆電話がない」
と会場で、
本物の市長に要望したところ、「なるほど」と頷いた熊谷市長(32歳)。
しばらくして、「まち」の活動拠点である子ども交流舘に、
公衆電話が設置されたのだそうです。

菜々花さんは、ビックリ。
「言っても変らないと思っていたけど、言わなきゃ変らないんだ!!」
と実感。
その秋に行われた「まち」では、小児医療と児童虐待をテーマに
熊谷市長と一緒に議論。
「顔の知らない人に、いきなり相談はできないよ」との発言をきっかけに
子どもが行きやすい相談場所はどこか…に発展。
「近くに子どもが集まる場所があって、そこにカウンセラーがいる形がいい。
それと、こういう場に学校の先生も来てほしい」と提言。
普段の生活とは違うやりがいを、しっかりゲットしたんでしょうね。

阪神大震災を高校時代に体験した熊谷市長は、考えるそうです。
「子どもの声を聞かない大人が、教育の貧困の原因ではないか。
子ども自身が社会に必要とされていると実感してもらうことが
大人の仕事で、広い意味での教育ではないか…」

子どもを調教すればすむと思う旧世代の政治家では絶望的。
そこで、生徒会の選挙を見、生徒会長を集めたサミットを開いたりetc
今、準備中なのは、
信頼できる大人がいる「子どもカフェ」をモデル的につくることだそうです。

いやあ〜、いいなぁと思いません??
のりこは、「スウェーデンの中学社会科教科書」を愛読しているのですが、
そこでは、子どもたちに、日常的に政治にアクセスすることを示し、
納税者として、行政に対して、
よりよいサービスを公平公正に提供を求めることは義務であり権利であること
を教えています。

いわゆる「お勉強」ではなく、生活実感のある社会教育こそ、今、必要だと
私も思います。
先日、私あてに、市内の中学3年生から手紙が届きました。
今回の合併に関しての意見、そして、自分も住民投票で1票を投じたかった
との内容でしたが、しっかりした意思表示に大きくうなずきました。
頼もしいものです。

榊原市長も、もっと子どもたちに目をお向けになるべきだと、改めて思います。

近況報告〜今の2元代表制でできる改革は一杯ある、例えば三重県議会 2011/1/7


名古屋市長選に立候補した石田芳弘さんが

「議員内閣制」を公約に入れています。

「現在の2元代表制は充分でない。
議員を執行機関に兼務させ、予算編成に加われるようにする」
というような内容のようですが、
のりこは、今の制度で「議会の活性化」は充分やれるはず。
できていないとすれば、議会がサボっているだけだと思います。

三重県議会の三谷議長にお話を聴く機会があり、ちょうど、その内容の1つが
7日の中日新聞社説に紹介されていました。
議会改革はいくつもあり、
議員提案議案をどんどん増やしているのも注目されますが、
定例会を年2回としたことの成果が大きいといいます。

08年3、4月のガソリン税暫定税率の期限切れをめぐる対応なども
国の動きに応じて審議ができた。また、この3年間、知事の専決処分は
ゼロとのこと。要は、今の制度をいかに使いこなすか、ですよね。

年間240日ほど開会されているため、
委員会も随時、継続的に行うことができ、公聴会なども開催できるし、
県内市町村の長から意見聴取などの機会をもつことができるとも語って
おられました。議員同士での議論は非常に活発だそうです。

2元代表制の下では、議会は常に野党であることが当然です。
首長は、有権者によって予算編成権と人事権を与えられ、
議会は、
同じく、有権者によって首長を監視・チェックする役割が与えられている
のですから、なんでも首長に迎合する「与党的立場」なんて、あり得ない話。

この点から言うなら、河村市長が
「河村派議員を大量に議会に送り込んで減税を実現させる」を宣言するのは、
オカシイと思います。
河村派であれ、どうであれ、市長の発議に対して是々非々の議論を徹底させ、
その上で賛成多数となるのなら、OKですけれど。
最初から、市長の言う通り動く議員を認めては、2元代表制の否定以外の
何者でもありません。