平成20年9月議会一般質問


(1)市政懇談会の改善について
    (2)名鉄西尾・蒲郡線の乗降客の増加策

 


 私からは、2議題について質問します。まず、議題1市政懇談会の改善についてです。 

 どうも、最近の市政懇談会は不評です。例年7月から8月にかけて、夜、6中学校区で計7回実施され、今年も、各地区の町内会長さんを中心に、民生児童委員、社会教育委員さんなどが参加されたわけですが、何人もの方が、こもごも「市長が、ひとりで演説ばかりしている。」「参加者のいうことを聞く姿勢がみえない。」「こんなことじゃ、次は、もう行きたくないよ…。」とおっしゃるのです。

 せっかく、どなたでも出席できるように、夜、開く「市長と語る市政懇談会」と銘打ち、市長以下、市の幹部職員が勢ぞろいして、一般市民と交わる機会なのに、何とも、もったいない話ではありませんか。
 そこで、現状の問題点を確認し、改善を求めるべく取り上げました。
 せっかくの一問一答式なので、できるだけわかりやすく、具体的に質問を組み立てました。市長には、誠実に、真正面から答えていただくよう求めて、さっそく質問に入ります。

質問要旨
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 出席者が発言する時間が少なく、十分な意見が述べられないとの市民の声を聞いていますか。          

 出席できる市民を制限し、市長の支持者ばかりにしているとの声をどう聞きますか。               

 町内会長でも、出席できない人があると聞きますが、そうですか。               
 
 市長が「フェミニスト」であることは有名ですが、出席者に占める女性の割合が少なすぎるのではありませんか。                        
 出席者の中に若い人が少ないと聞きますが、もっと、若い世代の意見を聞くべきとは思いませんか。     

 懇談会では、市長ばかりがしゃべっていて、まるで市長の個人演説会だという人がいますが、どうですか。

 懇談会では、市長が、最初から挨拶と称した長い発言をするのではなく、まず、市民の意見を聞き、それから、やりとりをする形で市長が発言する方式に改めるべきではありませんか。 
 
 市長の考え方や施策については、広報や新聞、各所のあいさつで、市民は、すでに聞いているのだから、改めて、懇談会の席で、市長がくどくど説明する必要はないのではありませんか。


 現在のような懇談会では、到底時間が足りず、議論も深められず、単なる儀式になってしまい、時間の無駄と思いませんか。                                                    

 掛川市の榛村前市長(生涯学習のまちとして掛川を全国的に有名にした名物市長ですが)は、20年以上前、市民なら誰でも出席できる市政懇談会を、市内各所で、
年間200回以上開いたと聞きますが、その3分の1程度は、やっても良いのでは
ありませんか。

 市政懇談会の回数を、もっと増やして、せめて、現行の3倍位にしてはどうですか。


2.名鉄西尾・蒲郡線について
議題2は、名鉄西尾・蒲郡線の乗客増加策についてです。
 これは、蒲郡線廃線かとの声がささやかれるなか、6月議会でも取り上げたものですが、課題は2点です。@蒲郡線の必要性について、どう考えるか、今年12月末までに返事をするよう名鉄に求められていること A西尾線も乗客数が減る一方であることです。6月末にはダイヤ改正も行われましたが、利便性はどうかの検証も必要です。

 まさに、市としての「公共交通」に対する姿勢、考え方が問われる正念場であります。
 言うまでもなく、名鉄線は、本市の公共交通の要であります。高齢社会のなか、西尾を陸の孤島にするわけにはいきません。積極果敢な乗客増加策が求められますが、6月議会での答弁は、要領を得ず、対策を検討中であるとの答弁ばかりでした。そこで、検討の結果も含め、再度、お訊きいたしますので、市長はトップリーダーとして、責任をもって具体的にお答え下さい。

質問要旨
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 職員の通勤、出張などに積極的に同線を使うようにすることは考えないのですか。6月議会では検討するとのことでしたが、結果はどうだったのですか。                             

 市長から、議会や議員に、視察などの際、名鉄線を使うことを要請しませんか。    
                                                                            
 市長自身、東京などに出張の際、新幹線の駅まで、名鉄線を使用することは考えないのですか。
                                                            
 公共交通機関の整備は、県としても責任あるところですが、市長から、蒲郡線・西尾線存続の施策実施の要請はしないのですか。                                                                                                     
                                                                                               

 市長は、時々、名鉄の幹部と話をしていると聞きますが、名鉄線存続の要請はしているのですか。
                                                                                                                              

 市長は、名鉄に、蒲郡線・西尾線の必要性・有用性をどうアピールしていくのですか。
                                                                                                                             
 同線の乗客を増やすため、市として、どのように協力していくのですか。        
                                           
 欧州諸国では、州や市町村が、鉄道にかなりの補助をしていると聞きますが、市長には、そのようにする考えはありませんか。


 鉄道も「自家用車より安い」「自家用車より早い」「自家用車より便利」であれば、乗客は増えるはずですが、離島の航空路のように、市民の購入する乗車券には、市の負担で大幅な割引をすることを考えてはどうですか。
                                                                                         

 今回のダイヤ改正で、指定席車が殆ど姿を消し、これまで名古屋などへの出張や通
勤に利用していた市民から多くの不満が出ていますが、一部指定の形で復活させることを働きかける必要があるのではないですか。             

 6月議会答弁のように、「乗客の推移を見て考える」というような悠長なことを言っていたのでは、乗客の減少に歯止めがかけられないと思いますがどうですか。      

 名鉄に対して、福地駅に駐車場を設置してくれるよう要望しているといいますが、要望するだけではなく、市が中心になって、同駅前に市民駐車場を設けることを考えるべきではないですか。      

 蒲郡線などに、往年の名車であるパノラマカーを走らせるとか、吉良吉田駅に「動態保存車両博物館」を設けるなどの提案は、していかないのですか。     

 蒲郡駅から、JR東海道線に乗り入れ、豊橋まで直通運転をするなど利便性を高める方策に、国、県、2市2町が資金を出すことも考えるべきと思いますが、どうですか。                

 蒲郡線については、富山県の旧富山港線のように、トラム化(バス型の路面電車)して、駅(停留所)も500m間隔程度に増やし、使いやすくするなどの思い切った改良を、国、県の協力も得て、進めていくべきではありませんか。