平成16年9月議会一般質問

                                                                     
                                                                 議席番号9番 鈴木 規子

 私は、今9月議会にあたり、「駅西再開発」、「生活道路整備」、「平原ゲンジボタルの里事業」の3議題を質問いたします。
 いずれも、4期15年目を数える本田市長が、当初から手がけてこられた事業ばかりのはずであります。そのどれも暗礁に乗り上げたかの態を示す今、市長としてのリーダーシップ、責任はどう果たされるのでしょうか。納得のいく、確かな説明を市長ご自身からお答えいただきます。
 この8月12日に行われた「中学生模擬議会」は、西尾市初の試みでしたが、次代を担う中学生諸君の質問は、一部の議題に偏ることなく、まさに本議会と同様、行政全般にわたるものであったのは、嬉しく、また同時に注目すべきことでもありました。他の市町では、中学生を「住民投票」の有権者としているところもあります。彼らの純粋かつ厳しい目が市に向けられていることを、私たちは重く受け止めなければなりません。
 その中学生議員には、ほとんどの質問に対して、市長自らがお答えになりました。私は、本議会においても同様に、就任から日の浅い部長任せではなく、市長ご自身で答弁されるよう求めるものです。まさか、中学生になら答えられるが、本当の議員の質問には、よう答えられないなどと恥ずかしいことはおっしゃらないでしょうね。
 それでは、議題1「遅れに遅れている駅西再開発について」を質問します。
 市民からは「進むも地獄、退くも地獄」と揶揄されて久しい駅西問題です。しかし、この問題はなかったことにはできないのです。
 議会への報告前に、市長は議会以外の席で駅西問題について発言をされているようでありますが、いかにも議会の軽視であり、合点のいかないことであります。
 それらの新聞報道によれば「ホテル棟は、権利床すべてを売る方向で千葉県成田市のホテル業者と覚え書を締結。公益棟については、現計画の4階建てを3階建てとし、14階建てマンションを建てるとの変更案で、これも覚え書を名古屋市の住宅専門会社と交わしている」とのことであります。
 二転三転どころではない動きに、市長は、どう対処されるのか、はっきり市民への説明責任を果たして下さい。
 昨日、各省庁の財務省への概算要求も出揃い、市も、次年度予算編成を始める時期になっております。もはや猶予はありません。市が「一人組合」として事業を継続するとおっしゃるにあたっての、はっきりした方針、内容、特に、財政見通しについてを、具体的にご説明下さい。

質問要旨
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      7月の全員協議会で、市長は「市がひとりだけの組合員となって

      組合事業としてやっていく」と表明しましたが、他の組合員とで
      合意は出来ているのですか。

      市が、市以外の組合員のすべての権利を買うといくらになるので
      すか。

      組合の財務状況は現在どのようですか。

      最終的に市が出す事業費は、これまで上限としてきた65億円で   
      まかなえるのですか。

      8月をめどに考えてきた市長の計画変更はどのような内容ですか。



 議題2は、「遅々として進まない道路整備について」質します。
 皆さんご承知のように、文化会館周辺道路は、催事、行事が終わる時間には南向きの住崎・アルペン交差点付近、北向きのお城下交差点にかけても数珠つなぎで、まったく身動きのできない状況が続きます。
 「文化会館ねぇ、いい出し物があっても帰りの、あの混雑を考えると行く気にならないよ。落ち着かないしね。」という多くの市民の声を聞きます。
 また、ウンザリしているのは会館利用者だけではありません。
 土日、夕方の買い物の時間帯には、シャオの通行車両だけでも渋滞を起こしているところに文化会館からの車が重なり、周辺住民の方々は、家から出るにも出られず、また、帰るにも帰れないという不便を、10年以上の長きにわたって強いられているわけです。
 市長には、周辺の市民から再三再四の苦情が届いているはずであります。
 つい先日行なわれた『西尾中学校区の市長と語る市政懇談会』でも、出席者から、悲痛ともいうべき要望がされておりますが、遡れば10年前の平成6年、市長は、議会質問に対して、南側駐車場から葵町の西尾本町線に抜ける道路整備を明言しておられるのであります。
 ところが、二ノ沢川にはちっとも橋がかからず、文化会館駐車場からの接続道路については、3カ年計画にも載らず、まったく動きがみられません。文化会館周辺の混雑はひどくなるばかりです。いったい、いつになったら市民の要望は適うのでしょうか。
 財政が厳しいからと、市長はおっしゃいます。しかし、この渋滞緩和はバブル期以前から、既に指摘をうけ、最優先で、方策を講じてこなければならなかった重要路線なのではありませんか。市民がいくら言っても聞き流すだけ、お役人市長の無責任さも極まれりと言う市民の嘆きの声が聞こえませんか。

 市長が、市民との懇談会でおっしゃった、南駐車場から南東に抜ける道路完成の「なるべく早い時期」とはいつなのですか。
 道路整備の優先順位は、どのような基準でつけられているのですか。
 以下、7項目について、具体的にお答え下さい。

質問要旨
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      文化会館南駐車場から東に抜ける道路について、市長は10年前
      に建設を明言しながら、未だに整備されないがなぜですか。

      仮称葵6号線は、総合グラウンドと葵町の西尾本町線を、また、
      西尾環状線より南駐車場の南側面を、西尾環状線から二の沢川ま
      での間は、13年度にようやく用地測量を行っているとのことで
      すが、具体的にどのような内容・計画なのですか。

      同計画について、地元説明会はこれまで何回、どのように行われ
      ているのですか。

      都市計画決定はなされているのですか。

      現在、土地取得は何%すすんでいるのですか。

      市長は、地元市民の生活に影響を及ぼす交通渋滞と文化会館の使
      いにくさをいつまで放置するのですか。

      市長は、道路整備の優先順位をどのようにつけているのですか。



 さて、議題3は「平原ゲンジボタルの里事業について」であります。
 ゲンジボタルについての研究は、もともと、室場小学校・東部中学校の子どもたちと先生方の自然観察・自然保護学習から始まったものと理解しています。
 この子どもたちの学習活動に賛同した平原の住民の方々が「平原ゲンジボタルの里検討会」を発足させ、平成3年から、市も予算をつけ、地域おこしと環境学習推進のため「木道整備」などにとりかかり、多くの市民がホタルを身近に見ることができるようになったことは、喜ばしいことであると考えておりますし、私は、この間の、室場小学校・東部中学校の子どもたちや先生方のご努力、住民のみなさんの協力には敬意を表するものでございます。
 ところが、近年、両校が繁殖させた15000匹ものホタルの幼虫を放流し続けているにもかかわらず、飛翔するホタルの数は一向に増えず、返って減ってきていると言われています。統計資料を見ても、それが裏づけられているようであります。
 市内外が多くの人が平原を訪れるようになっています。私は、このホタル観光をまったく否定するものではありませんが、来年6月には、全国ホタル研究大会が西尾市で行われます。この大会は、毎年、地方ブロック毎に、全国を巡回して行われるそうですが、今年は中部ブロックの富山県高岡市で行われ、来年は本来ならば、他ブロックに回るものを、愛知万博とタイアップさせるということで、引き続き中部の西尾市での開催となったと聞きます。
 ご承知の通り「愛知万博」のメインテーマは自然との共生、環境保護です。 
 ホタルは、環境が整えば、自然に戻ってくるものといわれています。
 室場小学校や東部中学校の子どもたちが10年20年後、そのまた子どもたちを連れて平原を訪れて、話をし、親子でホタルの乱舞を心から楽しめるように、平原の里山全体にホタルが生育する環境となってこそ、本当の環境教育といえましょう。そうした、里全体の自然環境保護、整備を今後の政策とすべきではないでしょうか。そこで、次の5項目について質問いたします。

質問要旨
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      ゲンジボタルの飛翔は02年以降急激に減少していますが、原因
      をどのように分析していますか。

      小中学校の人口飼育に頼る事業には限界があるのではないですか。

      人口水路によるホタル育成には無理があるとの声を聞きますが
      どうですか。

      木道整備工事を含め、「里」がホタル生息に適した環境にあるのか
      どうかの環境調査を行うべきではありませんか。

      いたずらに飛翔数に固執することなく、里と周辺についてホタル
      が自然生息できる環境づくりにこそ力点をおくべきではありませ
      んか。